販促物とは?目的別の種類、活用事例を解説
2023・09・07
商品やサービスを宣伝し、売り上げを促進するために使用される「販促物」。
販促物にはさまざまな種類があり、目的に応じて効果的に選択、活用することが重要です。
本記事では、販促物の基本的な知識から、目的、種類、活用事例などを解説していきます。
そもそも販促物とは?
販促物とは、商品・サービスの宣伝や営業活動に活用されるアイテム・ツール全般を指します。
正しくは「販売促進物」を略した言葉で、「はんそくぶつ」と読みます。
企業やブランドのイメージ向上と認知拡大、商品の特徴を伝え訴求することを目的に使用されます。
例えば、店頭で見かけるチラシ、ポスター、パンフレット、ノベルティグッズなどはよく使われる販促物です。
販促物を適切に活用することで、顧客の認知度を高め、販売促進につなげることができます。
販促物の目的別種類
認知を目的とする販促物
認知を目的として使用する販促物には、以下のようなものがあります。
- 屋外(OOH)広告・・・企業や店舗、商品・サービスの名称やイメージを伝える
- のぼり/看板/デジタルサイネージ・・・新店・新商品、コンセプトや特徴を伝える
- パンフレットやチラシ・・・商品・サービスの特徴やコンセプトを簡潔に伝える
- ポケットティッシュ、ボールペンなどのノベルティ・・・企業ロゴなどを入れることで消費者の認知を高める
ポイント
認知を目的とする販促物を製作する場合は、ブランドの世界観やコンセプトが伝わるデザインと、一目でわかりやすいコンテンツであることが重要です。
訴求を目的とする販促物
訴求を目的として使用する販促物には、以下のようなものがあります。
- パンフレットやチラシ・・・商品・サービスの特徴・メリットを伝える
- のぼり/看板/デジタルサイネージ・・・新店・新商品・セール情報などを伝える
- ポスター/POP・・・特徴・メリット、割引情報などを伝える
- DM(ダイレクトメール)・・・特定のターゲットに対し、商品・サービスの特徴・メリットを伝える
- プレミアム(おまけ、購入特典)・・・購入金額などの応じて特典をつけ、購買の後押しをする
ポイント
訴求を目的とする販促物は、認知を目的とする販促物と重なる部分もありますが、違いは購買を後押しするようなデザイン・メッセージとなっていることです。
商品・サービスの特徴や消費者にとってのメリット、今買うべきである理由などをアピールしたり、クーポンなどを添え、消費者の購買意欲を刺激します。
販促物の活用事例
私たちの周りでは、日々さまざまな販売促進活動が行われ、たくさんの販促物が使われています。
具体的に、販促物を使った販促施策の例をいくつかご紹介します。
事例1:レストラン・カフェなど飲食店の新規オープン
- 新店をのぼりや看板でアピール
- 店内装飾を施して行うオープニングイベント
- DM・折り込みチラシで近隣住民へ開店のお知らせやクーポンを配布
- OPEN記念として、購入金額に応じたタンブラーなどの特典配布
事例2:スーパーマーケットでの新商品の売り出し
- 新商品をアピールする特設什器・装飾
- 商品特徴を説明するトップボード
- 詳細がわかるQRコード付きPOP
- 企業理念・コンセプトをアピールするタペストリー
- 企業名・イメージを伝える椅子カバー
- 企業情報・採用情報がわかるパンフレット・チラシ
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「販促物」と「販促品」に違いはあるの?
ここまで「販促物」について解説してきましたが、「販促品」という単語も販売促進に関わる方ならよく聞く単語ではないでしょうか?
販促物についてはこれまで見てきた通り、企業が商品・サービスの認知向上や訴求を目的に使用・配布するツールやアイテム全般を指す言葉です。
一方で販促品は、認知向上を目的に配布されるアイテム・ツールに限定した意味合いで使われることが多いです。
具体的には、企業・商品・ブランドの名称やロゴなどをプリントしたボールペン、クリアファイル、うちわ、タオルなどが販促品に当たります。
これらは日常的に繰り返し消費者に使ってもらうことで良い印象を持ってもらう「単純接触効果※」という心理的効果を狙ったものです。
販促物と販促品の使い分けは、目的や効果を最大化するために重要です。販促物は広告や宣伝の手段として使用されるのに対して、販促品は具体的なアイテムとして顧客に提供されることが多いです。
いわば販促物の中に販促品がある、という状態であり、時には1つのアイテムであっても訴求と認知向上2つの目的を持って活用されることもあります。
まとめ:販促物を適切に活用しよう
販促物は私たちの身の回りに溢れていますが、改めて1つ1つを見てみると、さまざまな種類があり、目的を持って作られています。
企画・製作においては景表法の基本をおさえておく必要がある他、道路などでチラシを配りたい場合には、場所により警察への届け出が必要となることもあります。
目的・種類、ルールを守って適切に活用し、認知と売上のUPにつなげていきたいですね。
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投稿者プロフィール
- 神奈川県出身。2013年のSPinnoの前身となるアルテック社に入社。以降、販促ソリューション事業にて、消費財メーカーや多店舗展開企業向けに販売促進に関わる企画提案の営業として従事。その後、クラウド事業部にて大手企業を中心に販売促進に関わる業務最適化のソリューション営業を行う。現在は営業推進にてマーケティング、インサイドセールスを管掌。
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