ブランディングとは
2016・06・27
ブランディングとは
『ブランディングの向上』というような表現を行うことがあると思います。
向上とは何を意味するか?
自社のサービス・商品に「良いイメージ」を持たせることでしょうか?
マーケティング用語として、『ブランディング』というキーワードはかなり定着しており、販促の戦略を考える上でも必須の概念となっているかと思います。
ブランディングという言葉の由来
ブランディングとは、一般的に企業のマーケティングにおいて顧客に対して価値のあるブランドを作ること、そうした活動のことを指します。
ブランドとは他社の製品との区別を行うための概念です。
語源は「焼印をつける」という意味のbranderという言葉からで、畜産農家において家畜の所有を示す行為から由来されているそうです。
現代においては、様々な商品・サービスの中で自社の製品を他社の製品と区別することを目的とした、名称やシンボル、デザイン、それらの組み合わせを指します。
ブランドとブランディング
生まれたてのブランドには価値がありません。
あくまで区別化のためのアイコンであります。ブランドのロゴや名称も初めは記号でしかありません。
あるブランドを持った商品・サービス(ある企業が作った商品・サービス)の優れた特徴やバリューの内容が様々なユーザーに知れ渡ること。
世の中の多くの方がそのサービスや商品を持つ「ブランド」に、商品の良さや特徴を含めた「共通の知識や認識」を持つことで、その「ブランド」(=商品・サービス)が価値を持つこととなります。
例えば、『A社の商品であるAケーキは高級なフルーツを使用しており有名で腕の良いパティシエが味やデザインの監修をしている』という事例があるとします。
●A社の商品であるAケーキ
→ ブランド
●高級なフルーツを使用している
●有名で腕の良いパティシエが味やデザインの監修している
→ その商品・サービスの特徴
ということになり、世の中に存在するケーキを食べたい多くの消費者の皆様に「A社のAケーキ(ブランド)」は「高級なフルーツを使用している・有名で腕の良いパティシエが味やデザインの監修している」という価値を持っているということを正確に認識してもらうこと
これがブランディングということになります。
上記で挙げた、「高級なフルーツ~有名なパティシエ」は言い換えれば、A社の商品をA社以外の商品と「差別化」する価値であります。
こうした「差別化」できる価値をブランドが持っていることを、なるべく多くの消費者に共通認識して頂くことで、A社の商品のブランディングが構築され、上記の価値を求める消費者のニーズをスムーズに満たすことが可能となります。
したがって、自社の商品・サービスが持っている優位性や消費者ニーズに合致する特徴を、十分に生かして最大限、多くのお客様に商品・サービスがリーチするためにブランディングが重要といえます。
また、どのような価値をサービスに持たせ、消費者・ユーザーに認知していくか。
そのような方針をコンセプト段階から設計し実行していくということも、ブランディングであります。
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