「冬」をイメージしてもらうデザインのコツ ~配色×モチーフ×フォント~
2022・12・06
デザイナーでない方でもすぐに取り入れられるデザインのちょっとしたコツをお届けするシリーズ。
今回は、見た人に「冬」をイメージしてもらうポイントをご紹介いたします。
目次
デザインの基本要素は「配色×モチーフ×フォント」
冬らしいデザインのお話に移る前に、デザインを作るにあたって知っておきたい「デザインの基本要素」についてお伝えします。
デザインを構成する基本要素とは、「配色×モチーフ×フォント」です。
配色
メインで使用する色になります。色数の増やしすぎはNG。3色くらいにまとめるとデザインがぐっと引き締まります。
モチーフ
シーンを直感的に連想できるイラストや写真です。例えば「冬」を表現するのであれば、氷・雪、暖炉やこたつなどを指します。
フォント
文字のデザインです。ゴシック、明朝等の基本的なものからデザイン性の高いものまで様々。こちらも配色と同じで混在しすぎには要注意。
この3点を押さえておけばデザインはできたも同然!
ご自身のサービスや商品のターゲット、利用シーンなどを想像しながら、最適な表現を考えていきましょう。
伝えたいのはどんな「冬」のイメージ?
一言に「冬」と言っても、人により抱くイメージはさまざまです。
一面の雪景色・雪山など自然の美しさを感じる「冬」、外の寒さから離れておうちの中で温かくまったり過ごす「冬」、家族みんなで集まりお鍋を囲む冬・・・
どんな「冬」を演出するか迷ってしまった際には、以下のような角度で方向性を決めていくのがおすすめですよ。
<イメージをまとめるヒント>
- 自社の製品・サービスは「冬」にどんなシーンで、どのように利用される?
- 自社の製品・サービスを使ってくれている/使ってくれそうなターゲットにどんなイメージを与えたい?(どんなイメージを好みそう?)
イメージが定まってきましたか?
そこまで来たら、あとひと息。配色×モチーフ×フォントを選択していきましょう。
冬らしさを演出する「配色×モチーフ×フォント」の組み合わせ
「冬」の配色は「寒色」または「暖色」の両極
まずはデザインのベースとなる配色の選択です。
冬らしさを連想させる色は、持たせたいイメージにもよりますが、大きくは「寒色」「暖色」のいずれかがベースとなっていきます。
冬の寒さを強調するデザインなら、青やグレー、白。
冬の屋内の暖かさを強調するデザインなら、オレンジや赤、茶色などをチョイスしましょう。
寒色で演出する大人の冬デザイン
暖色で演出するPOPな冬デザイン
反対に、冬のデザインにあまり向かないとされているのは「黄緑」や「ピンク」といった色。
これらは生命力を感じさせる色として、「春」の印象を受け手に与えます。
モチーフはベースの配色に合わせたものを
続いてはモチーフ。ベースとなる配色やターゲットに合わせて選んでいきましょう。
<寒色ベース>
雪・氷、雪だるま、木、雪の積もる家 など
<暖色ベースなら>
暖炉、暖かい飲み物、マフラー・手袋 など
テキストはターゲットと読みやすさで決める
テキストは、読み手へ届けたいメッセージをのせる重要なポイントです。
凝ったものよりも、ターゲットにとって読みやすいかどうかで選びましょう。
具体的には・・・
- ミドル世代以上に向けて落ち着いた印象の販促物にするなら、明朝などの上品なフォント
- 幅広い年齢層に、読みやすくストレートなメッセージを届けるならゴシック
- 子どもに向けて、かわいらしさやワクワク感を与えるなら、メイリオなどの丸みをおびたフォント
その他:冬ならではのイベント感を出したいなら
冬と言えば、イベントが目白押しのシーズンでもありますよね。
クリスマスに合わせた販促物のデザインについて知りたい方は、以下の記事もぜひ併せてお読みください。
【2022】クリスマス「らしさ」を演出する、デザインのコツ ~配色×モチーフ×フォント~
パワーポイントでも販促物は作れる?
illustratorなどのソフトがなくとも、パワーポイントで販促物を制作することは可能です。
パワーポイントで制作を行う場合にも、おさえるべきポイントは「どんなイメージを与えたいか」を整理し、「配色×モチーフ×フォント」のバランスを意識して進めていきましょう。
また、販促物は基本的に、相手に何かを伝え、購買や認知、興味を惹くことが役割です。
フォントに凝りすぎてしまい、伝えたいメッセージが伝わらないのでは本末転倒。
販促物をパワーポイントで制作する際はフォントに凝りすぎず、明朝やゴシックなどの、一般的で、目になじみやすいフォントを活用するのがおすすめです。
終わりに: 季節限定の販促物はクラウドで賢く管理・共有
販促物の制作を行う当社ではよく、以下のような声が寄せられます。
「去年の冬は、どんな販促物作ってもらいましたっけ・・」
「各店舗・拠点で好きに販促物を作っていて、ブランディングの統制が取れていない」
期間限定の販促物は、全店舗でシェアしながら賢く利用し、雰囲気も統一していきたいですよね。
当社が提供する販促クラウド「SPinno」では、社内の部門間はもちろんのこと、社外のデザイン会社や、印刷会社などのサプライヤーも巻き込んだデータ共有が可能です。
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投稿者プロフィール
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デザイン事務所での経験を経て2014年株式会社SPinnoにジョイン。
主に食品メーカー、消費財メーカー、チェーンストアの販促におけるクリエイティブプランニングからコンセプトワークまでを手がける。
CXの観点から「売れる」「伝える」デザインを企画し、印刷からWEB広告・動画広告などデジタルクリエイティブまでトータルソリューションを提供。
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