売れない!そんなときに考えること(part2)
2019・11・27
前回の記事
前回の記事では、なぜ売れないのかを考える際には外部要因と内部要因に分けて考えること、外部要因の影響を乗り越えて売上を向上するには内部要因に目を向けることが必要であることについてまとめました。
今回は内部要因「売場づくり」について今回は触れたいと思います。
楽しい売場をつくる
楽しい売場とはなんでしょうか。
まずはお客様の立場から考えると、楽しい売場とは「楽しい買い物ができる売場」という意味です。
①ただ必要な買い物ができるだけの場所、ではなく、様々な商品からお客様が自分で欲しいものを選びとることができること。
②それは、商品を使ったときや消費するときのことを、あれこれ想像し楽しんで、お客様自身の判断で商品を見つけることができること。
③気に入った商品を購入したらそれを早く使ってみたい、食べてみたいなどと思えること。
これが「楽しい買い物ができる売場」の要点となります。
こうした売場を作ることで「あれを買いたいときはあの店に行こう」とお客様に思わせ、来店数や買い上げ数、売上を増やすことにつながります。
働く側にとっても楽しい売場
働く側の目線でも「楽しい売場」は成立します。
①商品は何らかのカタチでお客様の生活と関わります。扱っている商品が多くのお客様の生活にどのようなカタチで関わっていくのか知識や理解を直接得られることがやりがいにつながります。
②そうして得た知識や売場をつくる努力が、売上や来店数にかかわっていきます。店舗の担当者にとって、仕事の成果は数字になって具体的に測ることが可能で、これも励みになります。
POP作り、棚割、品ぞろえ、価格の設定など、売場を構成する要素は様々ですが、それぞれ担当する従業員や責任者が、明確な目標や計画をもってトライアンドエラーを行っていくことでモチベーションのアップと売上の向上につながっていくのだと思います。
まとめ
働く側にとっての楽しい売場づくりが、お客様にとって楽しい買い物ができる売場につながっていく、そのような売場づくりが理想です。
実店舗をイメージされる方が多いと思いますが、これは「ネットでの買い物」などにもあてはまります。
ネットショップで様々な洋服を見比べて楽しい、という人もたくさんいると思います。
例えばネットショップでは、商品ページを素早く移動できることとか、欲しいものや気になるものを探しやすいUIだとか、商品のイメージをしやすい写真などがポイントになるかと思います。
そうした要素は実店舗での売場づくりと異なる部分はありますが、お客様が自分で「楽しく」「探しやすく」という考え方については共通するものだといえます。
様々な商品や売場の担当者様とそのお客様にとって「楽しい売場」づくりを実現することが売上の向上と企業の成長にもつながっていくのではないでしょうか。
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参考文献:
「売場づくりの知識」著 鈴木哲男 日経文庫
参考URL:
POPづくり・売場づくりでモチベーションアップ(POP7回目)
https://j-net21.smrj.go.jp/special/sells01/pop-07.html
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