次世代で需要があるジョブ10選【完全ガイド】
2017・08・04
先週、こんな記事をお送りしました。
8月に入ってからは、2機のAIが独自言語で会話を始めた、なんてニュースもありました。
Facebook Shut Down AI After It Invented Its Own Language
ロボットや人工知能の活躍が現実味を帯びてきた今、
人間は必要なくなってしまうのではないか…?!
そんな心配をしているあなたのために、
海外の記事で紹介されていた、
次世代を担う仕事10選について、詳説したいと思います。
A Guide to the 10 Next Hot Jobs in Digital Marketing, and for Several Years to Come
目次
① チーフ CX オフィサー
「カスタマーエクスペリエンス」という言葉、ご存知でしょうか。
顧客がサービスを利用する上で得られる体験のことを指し、
「CX」「UX」と表記されることもあります。
このワード、近年注視されているにも関わらず、
この領域を責任もってリードできる人材の不足が嘆かれています。
チーフ カスタマー・エクスペリエンス・オフィサーが求められる時代 / Genesys Japan Blog
と、いうのも、
チーフ カスタマーエクスペリエンス オフィサーには
● 利用者を意識したデザイン能力
● デジタル技術に関する深い知識と応用力
● 物事をきちんと設計し、人材配置などを行えるマネジメント力
などの能力が求められるからです。
「こういうの得意かもしれない…」
と思った方は、転職を考えた方が良いかもしれませんね。
② VR 開発者
VR、AR、MRについては、当ブログでも多数取り上げて参りました。
今注目の技術ということで、
LinkedInの求人リストには現在1,400件もVR開発者の募集があるとか。
● オブジェクト指向のプログラミング能力
● 案件を完遂させるマネジメント能力
● 映像技術における芸術的才能
● Adobe Creative Cloud、Unity3Dなどのソフトを駆使できることも必須
我々のようなノンデザイナーには厳しい世界かもしれませんが、
飛び込むなら今のうちなのかもしれません…!
③ ロボット開発者
冒頭でもお話しした通り、
ロボット技術の社会への応用が最近著しいですね。
2019年までに、私たちがスマートフォンで行う操作の20%を、
ロボットやバーチャルアシスタントが行うようになるという話も。
● コンピューターサイエンスの学士の取得
● 言語学の知識
● 会話型の国語力
● プログラミング能力
● デザイン力
● エンジニアスキル
● 自然言語を対象とした構文的解析力
● 倫理観
上記が必要とのことです。
AIが独自言語で話し始めたという冒頭のニュースについても議論されていた、最後の「倫理観」が肝かと思います。
④ IoT マーケティング戦略家
IoTについても、このブログにて多数取り上げております。
8,000件を超える求人情報が、この領域関してジョブサイトにあがっているとか。
● エンジニアの経験
● 電気通信における基礎知識
遠隔地でのデータ入手・蓄積・解析が必要ということで、
エンジニア的能力が必要とのこと。
経験のある方は是非突き詰めてみて下さい。
⑤ MRデザイナー
MRについては、先ほども挙げたこちらの記事で触れています。
MR市場は2024年までに30億ドル規模にまで広がるという試算が出ています。
日本円に直すと3000億円ほどになるでしょうか。
目がお金になってしまいますね…!
● Unity3D
● 認知心理学、社会心理学
● UXデザイン
● ストーリーテリング(ユーザーがデジタル写真や写真管理ソフトウェアを使用してストーリーを他の人と共有できるようにする機能)
上記に精通していることが必要ということで、
グラフィックデザインもしくはコンピューターデザインの大学院の学位を取得しなければいけないようです。
ハードルが高いですね。
⑥ データサイエンティスト
データサイエンティストはずいぶんと長い間人気の職種であるように思います。
ずーっと需要が高いと言われ続けていますね。
先ほどMR市場が3000億円規模になるとの試算をご紹介しましたが、
こちらは2020年までに20兆3000億円規模の産業になると言われています。
桁違い…!!
● 機械学習
● 人工知能
● データ最適化
上記に関する強固な理解が必要で、
コンピューターサイエンスの学士レベルが必要とのこと。
しかしそれも過去の話、
DMPなど自動データ収集・解析技術が進歩しており、
その需要にも翳りがくるのか、とも言われています。
それでもデータサイエンティストの需要に変わりないでしょうが、
これからは更に高度で応用力の高い予測力が必要とされるだろうと、
こちらの記事にて述べられています。
データ・サイエンティストのブームは終焉を迎えるのか?/ 日本オラクル 特集記事
⑦ 機械学習エンジニア
先ほどからお話しにちらほら出している、
AIの研究などではお馴染みの機械学習のエンジニアです。
機械学習とは、
機会が人間と同じように学習するようにプログラミングする技術のこと。
● プログラミング
● 機械学習アルゴリズム
● 統計
上記に関する専門知識が必要です。
これからの技術革新に欠かせない分野であり、
SF映画のような未来を招かないための重要なキーパーソン。
ブレードランナーやターミネーターのような未来を招いたり、
ドラえもんやC3POのような救世主を作り出すのはあなたかもしれません…
⑧ オムニチャネル・リテイリング戦略家
オム二チャネルやら、O2Oやら、
みなさんが最近よく聞くワードなのではないでしょうか。
良く知らないという方、こちらの記事が分かり易かったです。
今年の流通業界注目キーワード「オムニチャネルリテイリング」とは? | Fashionsnap.com
細やかな需要に、適切なタイミングで応えることが求められている昨今、
顧客との接点の開拓と、そのマネジメントが出来る人物を多くの企業が必要としています。
● 心理学と神経科学に関する院生レベルの知識
● 批判的思考力
● データ分析能力
● マーケティング戦略に精通していること
● プロジェクトマネジメント能力
● UXデザイン力
● ラピッドプロトタイピング(試作品を高速で作ること)ができる
上記のような能力が必要とのことです。
幅広い知識が要求されますね…
⑨ 音声認識技術開発者
AppleのSiriさんでお馴染みの音声認識技術。
当ブログでも一度取り上げました。
最近ではイヤホン型の、音声のみで操作する「ヒアラブルデバイス」なども登場し、
益々需要が高まっている分野です。
NEC、耳に装着するイヤホン型端末“ヒアラブルデバイス”を発表 2018年度事業化を目指す | Techable(テッカブル)
● コンピューターサイエンスもしくは言語学の学士号取得
● JavaScriptもしくはPythonの知識
● AmazonのAlexa、GoogleのAssistant、MicrosoftのCortanaなどのAIアシスタントを利用した開発経験
上記のようなスキルが必要です。
音声認識のAIと言えば、
スパイク・ジョーンズの「her/世界でひとつの彼女」という映画が一押しです。
her/世界でひとつの彼女 – 作品 – Yahoo!映画
⑩ ホログラム・ディスプレイ・デザイナー
ホログラムディスプレイと言えば、
SF映画によく出てくるあれですね。
ヒロインがよくメッセージを残すやつです。
最近の店頭販促といえば、デジタルサイネージが人気ですが。
この先、ホログラムディスプレイがこれにとって代わるのでしょうか。
2020年までに10兆円規模になる市場だと言われています。
コンピューターサイエンスもしくは3-Dデザインの学部または大学院の学位が必要とのこと。
これからデザインの学校に入ろうという方がもしいれば、
検討してみていただきたい選択肢です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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投稿者プロフィール
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販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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