Amazon alexa/モバイルファーストからヴォイスファーストへ
2017・03・16
日本での音声認識アシスタント
Amazon alexa、Google home、LINE clova
アメリカではalexaが既に数百万台単位で出荷されており、他社に比べて圧倒的優位な状況だが、まだ日本では発売すらされていない。
LINEもclovaを先日発表したばかり、日本における音声認識アシスタントの競争はこれからだ。
google home
LINE Clova
私自身の体験からお話すると、AmazonのFire TVの音声認識アシスタントはよく使用する。
買った当初は、きちんと認識されないケースが多くて、結局入力のほうが便利なんだろうと思っていたが、使ってみると認識の正確さは驚くほど高かった。
また、使い始めは音声でお願いすることに抵抗を覚えたが、これも慣れの問題で、すぐに抵抗がなくなった。
このFire TVで、見たい番組、聴きたい音楽を呼び出す程度しか使っていないものが、
例えばAmazon alexaを使用するとどう変わるかを記載してみる。
AMAZON alexaを使用すると?
<ショッピング>
「洗剤オーダーしておいて」と聞けば
「前回購入したものでいいですか?」と返ってくるようになる。
また、サードパーティとの連携でできることが飛躍的に増える。
例えば近くのスターバックスでラテをオーダーすることや、UBERでタクシーを配車してもらうこともalexaで可能になっている。
これはSkillsと呼ばれるもので、スマホでいうところのアプリに相当する。
<情報>
ニュース、天気、カレンダーなど必要な情報はalexaに確認すれば済むようになる。
天気ひとつとっても今より確実に便利になる。
今はスマホの天気アプリを開くか、ネットで検索するか、はたまたテレビをつけて天気情報が放送されるのを待つ人がほとんどだと思われる。
まあこれは、hey siriと呼び掛けるのと大差ないが、要は音声のほうがスマホを操作するより楽であるのは間違いない。
ビジネス利用では、例えばビジネスデータプラットフォーム、Datoramaと連携させれば、
「対前月比でのROIは?」と聞けばAlexaが答えてくれるようになる。
<生活>
キッチンタイマーとして活用している人は多いが、alexaに対応した家電や車も出始めている。
車内から自宅の電気を消したり、洗濯機に残り何分と聞けば終了時間を教えてくれるようになる。
こう書いてみると、音声認識アシスタントが生活に切り離せない存在になるのもそう遠くない未来だと思えてくる。
当然GoogleやLINEも、それぞれの強みを活かした独自の形でアシスタントを進化させていくはずで、一ユーザーとしては、日本での発売が楽しみでしかない。
スマホファーストという概念が普及してまだ数年だと思うが、これからはスマホファーストではなく、ヴォイスファーストを意識した製品作りが当たり前になってくるのかもしれない。
記事内各社サービスの画像
©Amazon.com, Inc. ©Google Inc. ©LINE Corporation
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