クラウド化(クラウドマイグレーション)とは?
2019・04・17
クラウド化という言葉を、最近よく聞くようになりました。
IT用語では「クラウドマイグレーション」という呼び方をすることもあるようです。
閲覧者様の周りでも業務で使用しているシステムや何やらをクラウドのものへ置き換える、という動きが社内であったりするのではないでしょうか。
今回は大企業を始め、中小企業企業などで、最近進んでいるクラウド化(クラウドマイグレーション)についてご紹介していきます。
クラウド化とは?クラウドサービスを利用すること
一言で「クラウド化とは何か?」ということを説明すると、
「業務システムや情報システム等を、クラウド環境に置き換える、クラウドサービスを利用して行うようにする」
ということだと思います。
具体的には、社内で、売上げの情報や顧客の情報管理などを、excelや社内の独自のシステムで管理してきたのをこれからはSalesforceのようなクラウドベースのサービスを利用して行う、といったようなことですね。
従来企業の情報システムは、自社内のサーバなどに構築し、運用・保守を行ってきましたが(オンプレミス型)、
メール・ストレージ・スケジュール管理など様々な面でクラウド化が進んで来ています。
もう少し平たく言うと、いままで行ってきた業務などを遂行するために、
『インターネットやVPNを通じて外部のクラウドサービスを利用すること。』
という風にも言い換えることができます。
日本国内のクラウド化事情や流行りは?
総務省が毎年公表している情報通信白書平成30年版から国内のクラウド利用などについてのデータをピックアップしてみました。
・クラウドサービスの利用状況
・クラウドサービスの利用内訳
(出典)総務省「情報通信白書平成30年版、企業におけるクラウドサービスの利用動向」より引用
2013年から2017年にかけてクラウドサービスを全社的に利用している企業は2倍弱に増加しており、一部利用も含めると、半数以上の企業がクラウドサービスの利用を行っていることが分かります。
またどのようなクラウドサービスを利用しているかというと、「ファイル管理・データ管理」が最も多く、次いで「サーバー利用」「電子メール」となっているようです。
クラウドサービスのメリットとしてどこからでもアクセスしてデータを取り扱うことができる、という点がありますので、データの管理について利用が多いのは納得です。
企業がクラウド化をするメリットは2つ
企業がクラウド化をすることで得ることが可能なメリットは次の2つのようなことが、よく知られています。
1、コスト削減が可能
クラウドサービスの利用はネットワークを通してアプリケーションを提供される場合がほとんどなので、似たようなシステムを自社で構築し運用する場合に比べて、サーバーの構築費や管理など設備を保守するコストが軽減されます。
またクラウドサービスはライセンス課金のサービスが多いため、コストが明確になり利用する分だけ契約するといったコストコントロールが容易になります。
2、どこからでもデータの利用が可能
「データをダウンロードするために、経費精算するために・・・会社に戻らないと・・・」
こんな経験ありませんか?
業務に必要な基幹システムをクラウド化することでインターネットに接続できる環境であれば、
どこからでもデータにアクセスし利用することができるようになります。
(※もちろん制限をかけたりといったことも可能です)
例えば
● プレゼン資料や各種画像などコンテンツデータの閲覧・利用
● 経費の精算、スケジュール管理
● 商品や部材など物品の受発注
などが外出先から可能になります。
紙で作成した資料を持ち歩く必要が無いのは当然のこととして、
外に持ち出すノートPCやタブレットにデータを用意するということを忘れてしまっても、
外出先からパッと必要な資料を閲覧したり編集したりすることが出来るのは、
普段から様々な場所に出向いたり、移動が多かったりする業態・ビジネススタイルの方や、
そもそも外回りが多い営業担当者の方にとって便利だと思います。
クラウド化は業務を効率化しレベルUPの機会を増やす
資料やデータの取り扱いなど、効率化を行うためのサービスはクラウド化も含めて、次から次に登場しております。
業務の効率化によって雑用や細かい作業に費やす時間をなるべく少なくすることで、
ビジネスにとって本当に必要なこと、知見を吸収したり、次の企画のための思索にふけったり、ナレッジや刺激を求めてコミュニティに参加して新しい人脈を作ったりなど・・・
そういったことに時間を費やすための時間を増やすことも可能となるでしょう。
企画やマーケティングに時間を費やしたいのに、
細かい業務に手をとられてしまってそんな時間が無い、などというお悩みは多く聞きます。
そうしたお悩みも効率化を行うことで、解決できるのではないでしょうか?
効率化とレベルUPのためのクラウド化。是非一度検討してみては如何かと思います。
弊社では、販促物の管理について総合的にIT化を図り、コスト削減からブランディング、販促の質の向上、そして売上げUPまで実現するために役立つ、販促クラウドサービスをご案内しております。
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