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どのような体験が出来るかを表現することが販促に求められている

2016・02・03

参考:伊勢丹、無印良品も注目 アパレルに広がる国産志向 (日経電子版)

国産志向の流れはつい最近始まったというよりも、ここ数年続いているものだと思います。

単なる安さや手軽さ重視の傾向から、品質を重視する志向へ消費者のニーズがシフトしたことや、訪日外国人観光客の増加によるインバウンド需要を取り込みたいメーカーの意図など要因として考えられます。

目立ったところでは、アパレル各社が相次いで日本製の高品質をうたった商品を投入しております。

市場の推移はECなどインターネット通販の成長により横ばい~微増となっており堅調となっているものの、長期的には人口減少による規模の縮小が懸念され、そうした小さくなった国内市場の中で生き残っていくための戦略として、「国産志向」へ舵をとるメーカーが増えているとみられます。

高品質は、消費者に「ささる」のか

では「国産で高品質である」ことが消費者にウケているのか、というと一概にはそう解釈できないようです。

「着心地の良さ」や「普段の暮らしに配慮した実用性」など、単純な布地や製法の品質の良さといった商品のスペック上の価値だけでなく、ユーザー目線に立った「服を着ることの体験」に配慮し、国産を選ぶ企業もあります。

こうした傾向はアパレルだけに限らず、UX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉が一般化しつつあるここ数年で様々な国内向けサービス・商品の訴求で見られる傾向となっているようです。

「良いモノを買う」、から「良い体験が出来るモノを買う」へ、体験を重視する消費者のニーズへのシフトが起きつつあることを示しています。

 

どのような体験ができるか、ということを伝えるための販促

消費者のニーズが体験を重視するものに変わっているのであれば、当然、販促の中でも「体験」を表現することが求められているのではないでしょうか?

リアルな販促物であるチラシやのぼり、POPの中で、訴求する内容は、「どんな商品を提供するか」ということではなく、「どのような体験ができるのか」ということであるべきです。もう少し言い換えれば「その商品を手に入れ使用なりした際には、どんなことがユーザーに起きるのか」という事が、販促物や販促の中で表現される必要があるのではないでしょうか?

技術の進歩はすさまじく、「安価で高品質」、「お手軽に」といったメリットは、およそ様々な製品やサービスにとって当たり前に提供できる価値となりつつあります(例外はありますが)。これ自体も「手軽に(時間的に短時間で)」「良いもの(商品が高品質)」が手に入るという一つの「体験」であると言えますが、そうした商品の質や時間的なメリット以外の部分で得られる「体験」を表現できる販促が出来れば、よりダイレクトにユーザーの心をつかむ訴求ができるかもしれません。

どのような体験ができるのか。これを伝えるための販促を企画し、実行することが、これからの販促担当者にとっての重要なスキルとなっていくのではないでしょうか。

投稿者プロフィール

それ行け!販売促進部
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