ナレッジマネジメントとは
2019・05・07
ナレッジマネジメントとは、個人の持つ知識や情報を組織全体で共有し、
有効に活用することで業績を上げようという経営手法です。
日本語では「知識管理」などと訳され、「KM」と略されることもあります。
でもKMなんて言葉実生活で聞いたことある人はあんまりいませんよね…?
同様にナレッジマネジメントという言葉も聞きなれないものだと思います。
こちらの記事で簡単にまとめてみますので参考にしていただけたら幸いです。
形式知と暗黙知
個人の持つ知識・情報は大きく2つに分かれます。
①形式知: 言葉や文章で表現される言葉でデータなどがあります。
②暗黙知: 知っていても言葉や文章で表現しにくいもので経験則やノウハウがあります。
形式知であれば、テキストやファイル、データでの共有が円滑に行える状態であるか。
暗黙知の場合は、その知識や情報の背景や過程などといった部分も知りうる状態であるのか、誰が把握しているのか?といった部分がポイントになるかと思います。
ナレッジマネジメント効果
ナレッジマネジメントを導入することで得られる効果は
放っておいては表に出ることのない社員の知識・情報を、企業の財産として共有・活用できる点です。
優れた営業担当がいたとして、その営業の秘訣やノウハウを皆で共有して全社的な営業成績の向上に繋げることができます。
先ほど出てきた「暗黙知」のようなカタチで、属人化してしまっている社内のノウハウなどは多いのではないでしょうか?
そうした情報は得てして可視化することが難しかったりしますが、そこで諦めていてはトラブルのリスクが放置されてしまいますね。
あるデータの保管は特定の担当者が行っていてその担当者しか正確なデータの場所や中身を知らない…
特定の協力会社や外注先への依頼や修正の出し方、トラブルや困った時の対処法など
特定の取引先の担当者の人間性や志向、好みなど知っていると取引が円滑に進められる知識
文字にしにくい…というわけでもないかも知れないですが、なんとなくマニュアル化出来ていない知識やノウハウ、
そういった領域のスキルこそ業務を円滑に回すために重要だったりします
ナレッジマネジメントにより、こうした知識や技術をしっかり共有して
属人性を下げつつ、全体の効率化を図っていこう、というわけです。
ナレッジマネジメントプロセス
①知識の収集
構成員が個々に持っている知識情報を効率的に収集し、共有スペースに蓄積していく。
②知識の整理
収集・蓄積された膨大な情報の中から、「使える知識」を抽出する。
③知識の利用
ビジネスの現場で、知識を活用していく。
④事例の評価
ビジネス現場におけるナレッジマネジメントの効果を測定する。
この①→②→③→④のサイクルを繰り替えてしていき業績を上げていきます。
課題
ナレッジマネジメントはスピード化されたビジネスの中で非常に有効であり、
必要性の高い概念、要素ではありますが、実際行うとなるとなかなか難しい面もあります
情報技術によってある程度はプロセスを効率化できるようになりましたが、
構成員の「動機」や知識の評価といった、人間が介在する部分については
手法が確立されておらず、多くの成功事例の収集と分析が必要となります。
とはいえ、個人の持つ知識や情報を組織全体で共有することは非常に大切なことです。
ナレッジマネジメントを確率することが出来れば業績が上がる可能性はグっと高めることが可能ではないでしょうか。
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