SaaS とか Iaasとか ①「SaaSについて」
2016・09・27
ここ数年で世には多くの「クラウドサービス」が登場しました。
クラウドという概念自体はさらに前からあるものですが、この何年かで言葉として誰の耳にも入ってくるようになり、今では一般的なWEB系サービスの種類や、IT用語として定着しております。
さらに、こうしたクラウドサービスの中でもサービスの特徴、形態で、いくつかの種類に分けられることは皆様ご存じだと思います。
SaaS、PaaS、IaaS、などがあります。
知識・用語の確認の意味も込めて、今回はSaaSについてまとめてみました。
SaaSとは
SaaSとは 「Software as a Service」の略で、サース、あるいはサーズと発音されます。
一般に、「ユーザーがネットワークを経由してソフトウェアの機能を利用する」形態のサービスのことを言います。
メリット
SaaSのメリットですが、主にサービス利用までのスピードがメリットになるかと思います。
サービスにもよりますが申し込んだその日から利用できる、もしくは提供側での登録作業のようなものが終了次第サービス利用が出来るようになっている場合がほとんどです。
これに対してインハウス型、、そうしたソフトウェアの機能を利用できるようなシステムを自社で構築するような場合は数か月~数年と時間が掛かります。
また、業務の拡大などに対応して、使用できるユーザーの数を柔軟に増やしたりすることが出来る点もメリットです。
コスト
ユーザー数やデータ料、使用回数などによる課金モデルのサービスが多いです。
継続的な課金でサービスの利用を行う場合がほとんどで、初期投資が安く済むことが特徴です。
注意点
メリットの多いSaaSですが、利用する上での注意点や弱みなども勿論存在します。
SaaSではその性質上、ベンダー(売り手、提供側)が提供するソフトウェアの機能をそのまま利用します。
そのため、ソフトウェアの根本から変更を加えたり、大きく仕様から外れるようなカスタマイズなどは出来ないという点は自社の業務の性質、SaaSを使用して行いたいソリューションによってはデメリットとなります。
利用しようとするSaaSが提供してくれる機能が自社に合っているのか、やろうとしていることに合致するのか、それらをキチンと検討してから導入する必要があります。
とはいえ、年々SaaSに類するサービスのカスタマイズ性は向上しており、さらに既存のシステムの連携という課題を解決する試みも進んでいます
まとめ
SaaSは、基本的には初期コストが安く抑えられ、またサーバーなど専用のハードウェアが必要ないので、お試しで利用してみたり、なるべく時間をかけずにシステムで自社の課題を解決したい場合などに適応します。
どのようなサービスでもそうですが、
自社がやろうとしていることが何なのか。システムをSaaS化することで短期的、長期的なメリット、デメリットは何なのか。
SaaSのメリットとして、導入後に利用を停止することも比較的簡単ではあります。
ただし実際導入までには社内の既存システム、業務へフィットさせるための様々な調整が必要となります。
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主にWEB上の作業を担当しているWEB要員です。
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