トレインチャンネル(電車のデジタルサイネージ)が気になる
2016・08・25
山の手線に乗車しているとよく見ます、電車の車内、乗車口のすぐ上あたりに設置されている動画パネル。
無音の動画が流されており、天気予報や一定のCMを繰り返し放送していますよね。
設置されている電車に乗るとついつい気になって、見てしまいます。
トレインチャンネルとは
トレインチャンネルは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の首都圏線区、山手線 / 中央線快速 / 京浜東北線 / 京葉線 / 埼京線 / 横浜線 / 南武線 / 常磐線 という8路線の車両に設置されている車両内のデジタルサイネージです。
ニュースや天気予報、化粧品のCMなどが流れています。ちょっとしたクイズ付きのCMなども流れていますね。
動画の内容は15秒、30秒の2パターンがあり、それぞれ放送枠が1週間の場合でだいたい20万円~400万円ぐらいの価格で販売されているようです。
常磐線が一番安いようです。
トレインチャンネルの広告効果
ジェイアール東日本企画が公表している広告調査によれば、下記のような広告注目率という指標で、トレインチャンネルの広告効果が提示されています。
広告注目率 | |||
細かい文字まで見た+写真+絵・大きい文字だけみた | 見たような気がする | 合計 | |
トレインチャンネル | 10.1% | 1.7% | 11.8% |
JADビジョン | 6.7% | 1.9% | 8.6% |
中吊り広告(出版・平日) | 13.4% | 1.9% | 15.3% |
広告注目率は11.8%とされています。
これは媒体を見ることが可能な人が、調査当日に「今乗っていた電車(もしくは駅構内の通路など)」で「1.細かい文字までみた」「2.写真や絵。大きい文字だけみた。」「3.見たような気がする」「4.見たことがない」と回答した内の「1~3」に該当する人の割合となっています。
例えば山手線は1週間で3394万人の利用者数があるとされています。
トレインチャンネルの広告効果は、この3394万人の内の11.8%、およそ400万人にリーチ出来る効果があるということです。
高い購買意欲
これら電車広告にリーチした人の購買意欲についてのデータもジェイアール東日本企画から公表されています。
トレインチャンネルに関しては53.2%の人が購入したいという前向きな回答をしており、中吊り広告の約26%~43%という結果に比較して高い購買喚起効果を発揮しているということです。
トレインチャンネルは固有の名称で、ジェイアール東日本企画が提供しているサービスですが、デジタルサイネージを社内で活用した類似の事例として、鉄道各社がサイネージ広告を提供しています。
東京に限らず、都市部の電車を活用している方にとっては電車内で動画広告が流れているというのは見慣れた光景になったのでしょうか。
普段何気なく眺めている、ついつい目がそちらに流れてしまう広告ですが、あの広告って実はかなり効果の高い広告媒体だったんですね。
参考URLなど:
メディアデータ|jeki(株)ジェイアール東日本企画
初公開!山手線29駅「真の実力」ランキング
電車内のあの「テレビ画面みたいな広告」の値段はいくら?(朽木誠一郎) – 個人 – Yahoo!ニュース
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