この季節に多いお悩み「虫よけ」について
2023・09・01
「虫よけ」についてお悩みの店舗様は多いのではないでしょうか?
私(筆者)は、その昔にアウトドア製品を販売するショップに勤務していたことがあります。少しだけ木の多い場所にお店を構えていたためか、暖かい季節にはよく虫が店内に入ってきて凄く不快でした。
店内の虫は、来店したお客様の不快感を引き起こし、時には衛生面の問題をもたらすこともあります。そこで、本記事では店舗の虫よけ対策におすすめの方法を紹介します。
LEDライト、虫よけの薬品、アロマオイルなど、手軽に導入できる虫よけアイテムについて、それぞれの特徴と効果を解説します。
虫よけアイテム、その①:光源
虫が寄ってくる主な原因の一つとして光源があります。
店内・店頭で使用しているものを防虫対策向けのものに変えたりすれば虫除け効果も期待できるかもしれません。
例えば、LED照明は紫外線が少なく集まりにくい照明とされています。
虫が寄りにくいとされる、照明にもいくつかバリエーションがありますので、以下でご紹介いたします。
※全ての虫に効果がある、というわけではなく、状況や虫の種類によって異なります。
LEDライト
LEDライトは、一般的な白熱電球や蛍光灯と比べて、波長が短く青寄りの光を放射します。多くの昆虫は、特に紫外線や青色の光に引き寄せられる傾向があります。そのため、LEDライトが放射する青色の光は、虫を引き寄せる代わりに、虫を遠ざける効果が期待できます。
また、発光効率が高く、熱をほとんど発生しません。一方、白熱電球や蛍光灯は、発光する際に熱を発生させます。昆虫は、熱源に引き寄せられることがありますので、熱を発生しにくいLEDライトは、虫が集まりにくい環境を作ります。ただし、基盤に熱が発生するため、まったく熱がないわけではありません。
UVカット機能付きの照明
UVカットの機能がついた照明は、紫外線の放射を抑え、可視光線の範囲で照明を提供します。
多くの昆虫は、紫外線に引き寄せられる傾向がありますので、紫外線の放射を抑えることで虫が集まりにくい環境を作ります。
殺虫ライト(殺虫灯、捕虫器など)
殺虫ライトは、虫を引き寄せて捕獲するための特殊な照明装置です。虫が光に引き寄せられる性質を利用して、虫を集めることができます。一般的には、紫外線を放射する殺虫ライトがよく知られています。紫外線は、多くの昆虫にとって引き寄せる力があります。殺虫ライトは、虫が光源に集まると、電気ショックや粘着テープなどの仕組みを使って虫を捕獲することができます。紫外線以外にも、2酸化炭素で虫を誘引するものもあります。
色々なものがありますので、お値段や性能、設置の可否など確認する必要があります。明るい場所に設置しても虫を誘引できずに効果を発揮できないので、店外に設置するのが一般的です。
虫よけアイテム、その②:窓ガラスや網戸に使うもの
ドラッグストアなどで市販されているアイテムもオススメです。窓際に吊るしたり、入り口のドアの取っ手にかける、というような使い方が推奨されているものが多いです。
その他にも、窓ガラスや網戸に貼るシートやプレートタイプ、スプレーで吹きかけるものなどがあります。
天然ハーブなどの虫よけ成分が備わっていて、窓からの虫の侵入を防ぐ効果があります。
また、防虫フィルムを張って紫外線をカットすることで虫よけ効果を発揮させるものもあります。
虫よけアイテム、その③:アロマオイル、精油
アロマオイルには、天然の香りで虫を寄せ付けない効果をもつ種類があります。特に、シトロネラやユーカリなどの香りには、虫を遠ざける効果があると言われます。アロマディフューザーやアロマストーンにオイルを使うなど、さまざまな方法でアロマオイルを活用しましょう。
虫よけ効果を得たい場所がそれほど広くない場合は、空気の通り道や排水溝、部屋の隅などにアロマオイルの原液を垂らしておくのも効果的です。
もともと、植物の香りというものは、植物が虫に食べられてしまうのを防ぐために虫の嫌がる臭いや成分を作るようになったと考えられているそうで、アロマは虫除けに効果の高いアイテムとしても話題になったりします。
私がハッカオイル(ペパーミント)を自分の部屋で使った時の感想
昔ちょっと古めのマンションの1階に住んでいたときの話です。
同じマンションのテナントに飲食店が入っていたせいか、5月や9月~10月ぐらいの時期には、きちんと掃除をしていても部屋の中にあまり見たくない虫が出てきてしまうことが、多い時には1週間に1回ぐらいのペースでありました。
ですがハッカオイルを部屋の四隅や排水溝、窓の隅っこ、キッチンシンク下の収納など、様々な場所に垂らすこと数週間、完全に彼らの姿を見る事はなくなりました。いなくなったわけではないと思いますが、出てこないようになったので凄く効果があったんじゃないかと感じています。(※あくまで個人的な感想です。)
私は原液を少しづつ垂らすという使い方をしていましたが、ある程度薄めてスプレーボトルに入れて使用しても良いかもしれません。
ハッカは非常に強い香りを放つので、店舗で使用することが出来ない場合もあります。
虫よけの大事なポイント
そのほかに、虫よけを行うために大事なポイントもまとめました。
- 毎日の清掃の重要性
店舗内外の清掃を毎日行うことは、虫よけ対策において非常に重要です。ゴミや食品の残りカスなどは、虫の餌となる可能性があるので、早めに片付けましょう。 - 定期的な虫よけアイテムの確認と交換
虫よけアイテムは定期的に確認し、効果が落ちている場合は交換しましょう。効果の持続時間は商品によって異なるため、定期的なチェックが必要です。 - 店内の穴や隙間の対策
虫が侵入するルートとなる穴や隙間をチェックし、しっかりと対策を行いましょう。シーリング剤や虫よけネットを使って、虫の侵入を防ぐことができます。ドアや窓の網戸など、修理や交換が必要な場合は早めに対処しましょう。 - 複数の虫よけ方法の組み合わせの有効性
1つの虫よけ方法だけでなく、複数の方法を組み合わせることで、より効果的な虫よけ対策が可能です。LEDライトと虫よけ薬品、アロマオイルと虫よけネットなど、自分の店舗に合った組み合わせを試してみてください。
虫が飛び回っていてはお客様の購買意欲にも影響
立地や周辺の環境、店舗でどのようなサービスを提供しているかにもよりますが、どうしても小さな虫が店内に入ってきてしまうことはあります。
手軽に使えそうな虫よけ対策をまとめてみましたので、お客様のために開かれている場所である店舗に快適な環境を作るため、ぜひ参考にしてみてください。
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販売促進部です。
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