フェスが流行る理由とこれからについて
2016・08・04
こんにちは。【それ販】の編集部のしゅーへいです。
以前、夏真っ盛りの季節ということで花火について書きましたがもう一つ大きなイベントを忘れていました。
それは、、、音楽フェスです!!!
これこそ夏の一大イベントですね。最近音楽フェスも多くの人が行くようになりメジャーなイベントになりつつあります。
ちなみに僕は来月のROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016に遊びにいく予定です。
そこで今回はフェスが流行ってる理由とフェスのこれからについて考えてみました。
※あくまで個人的見解です!
フェスは流行っている?
ぴあ総研による2015年の音楽フェスの市場動向に関する調査結果によると・・・
2015年の音楽フェス市場規模は222億円。前年比2.1%と順調に成長。また、動員数につきましては、234万人と、前年比20.2%増と大幅に上昇しています。
2015年は、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、「SUMMER SONIC」、「FUJI ROCK FESTIVAL」といった主要フェスの動員数が軒並み増えたのに加え、レーベルやアーティスト主導型の新たなフェスも定着してきています。
特に、EDMフェスの公演数と動員数が飛躍的に伸びたことが、市場拡大につながりました。EDMフェスは、2014年に初開催された「ULTRA JAPAN」が開催日数を増やし4万2千人から9万人へと動員数が倍増したほか、「Sensation」や「Electric Zoo Beach Tokyo」などのフェスも初開催されました。
音楽フェス市場は、“飽和状態”と言われながらも、新陳代謝と多様化を進めながら、拡大を続けています。2016年もこの上昇トレンドが続いていくとみられます。
とのこと。
これは、流行ってますね。
要因1.インスタ映え
このようにフェスが流行ってる理由で一番大きな理由は『インスタ映えする』という点が大きいと思います。
近年、SNSの普及で気軽に自分をアピールすることができる時代になりました。
「こういうのが好き」とカテゴリづけをすることで“自分らしさ”を抽象化することに、人々は楽しみを見出しているようです。
そんな中登場してきたInstagramは、画像で自己表現をするツールでした。
このInstagramの発達により、人々はこぞって「インスタ映え」するコンテンツを探すようになったのです。
そうすると、音楽フェスのようなイベントは自分の趣味趣向を画像の中で主張出来るだけでなく、とにかく「インスタ映え」するわけです。
しかも、自分と同じイベントに参加した人と容易につながってコミュニティ形成できるようになっています。
SNSユーザーとの親和性が高いこの音楽フェスの特性が拡散に次ぐ拡散を促し、現在のフェスブームを作り上げていると考えられます。
要因2. 自分なりのチョイスで自己表現できる
複数の場所で様々なジャンルのアーティストが演奏する音楽フェスは「どのアーティスト」を「どのタイミング」で行くかを主体的に選ばなければなりません。
この当日のタイムテーブルを組むのが、音楽フェスの醍醐味でもあります。
途中から○○というアーティストに行って、●●というアーティストは全て聴くということも自由に選ぶことができます。
そのため「同じイベントにみんなで行っても、同行者と体験が完全には被らない」という事案が発生します。
「ベストアクトは○○だったなー。」「私はその時●●を見てた、うわー。」みたいな会話で盛り上がるのが楽しいわけですね。
これは音楽フェスならではの楽しさだと思います。
要因3. 主役は我々
アーティストは「どの曲にしたらオーディエンスは喜んでくれるか」を基準に当日演奏する曲を選んでいます。
通常のワンマン公演では、新しくリリースしたアルバムの曲を優先的に選ばなければならないので、昔の曲は選曲から漏れることが多く、知名度の高い曲でもなかなか聞けなかったりします。
しかし、必ずしもファンではなく、不特定多数の人が参加する音楽フェスでは、人気の曲が優先的に演奏されることが多いです。
また、盛り上がり易い曲をチョイスする傾向もあります。
近年、音楽の目的は「聞く」ということから「楽しむ」ということに変わってきていると言われています。
オーディエンスは聞きたい曲を聞きにいっている一方で、盛り上がれる曲を望んでいるのです。
このように選曲のカギを握っていることを考えると、音楽フェスの主役は出演するアーティストではなく、楽しんでいる我々オーディエンスと言えますね。
(各アーティストも「主役はお前らだ!!」と豪語しています。)
そこが音楽フェス人気の秘訣なのだと思います。
フェスのこれからについて
音楽フェスのこれからについて。
最近、下記のような現象が起こっています。
音楽フェスの会場が、普段あまり行かない場所にあるということもありますが、会場自体が広くかつ徒歩での移動が多いため、位置情報系のアプリをうまく絡めることで、来場者へ新しいフェス体験を提供できるかも知れません。
上記の記事では広大な会場でステージの合間の時間を楽しく過ごすのに、ゲームが役に立っているというだけですが、離れた会場の様子をモニターに加えて、スマホのARアプリで確認することが出来たり、会場内の誘導に位置情報を有効活用することができたりと、色々アイデアは浮かんできますね。
特に、フェスでありがちなトラブルですが、「友達と一緒に来たけどはぐれてしまった」ということが結構あると思います。
初めてフェスに参加した方などに多いのではないでしょうか?
はぐれた友達の位置がARアプリでカンタンに分かる!みたいな仕組みがあったらフェス初心者の方も安心です。
まとめ
夏の一大イベント音楽フェスが流行ってる理由は時代と流行の変化が大きな理由だと思います。
「モノ」から「コト」へと消費内容が変わっていく中で、フェスの楽しみ方も変わっており、アプリのゲームも画面上だけでなくリアルに密接したものへ変わっています。
音楽フェスに興味のある方は是非、どのアーティスト・曲なら盛り上がれるかを考えつつ、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
来月に控えたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016では盛り上がるアーティストの音楽を聞きながら踊り狂い、待ち時間にスマホゲームでもしたいと思います。(笑)
……今年ははぐれないように気をつけないと
投稿者プロフィール
-
販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
最新の投稿
- 2024年11月15日お役立ち資料【無料】2025年度版 販促企画アイデア一覧
- 2024年8月29日販促を学ぶVMDとは?効果的なVMDを実現するポイントを解説
- 2024年8月26日企画・制作SPinnoユーザー会Vol.10 オンライン開催レポート
- 2024年7月31日お役立ち資料【小売流通業担当400名に聞いた】売り場づくりに関するアンケート報告(2024年7月実施)