ロボットのほうが人間より好かれる?販促もロボットが行う時代へ!?
2016・07・27
SFで表現された、ロボットが人間にとって替わる世界
「ドラえもん」の映画で『のび太とブリキの迷宮』という作品を知っていますか?
1993年に映画公開された作品で作中前半でドラえもんが行方不明(正確には黒幕側に拉致される)され、のび太とスネオが大活躍するお話です。
作中の舞台に、チャモチャ星という惑星が出てくるのですが、この星の住民はロボットに頼った生活が進みすぎて身体が弱くなり歩くことすらロボットに頼り、生活はおろかすべてがロボットに「支配されている」という設定になっています。
いわゆる、昨今チラホラ散見するようになってきた科学的なシンギュラリティによって起こる可能性の一つとして言われている2045年問題の先にある、
SF世界を端的に表現した舞台、設定となっています。
もう少し最近の映画だと「マトリックス」なんかが非常に有名ですね。
人間が電池になってロボットに管理された世界のお話です。
販促を行うのは人間からロボットへ?
みなさんはペッパー君をご存じでしょうか?
一昨年(2014年)にソフトバンクより発表され、大ヒットしている、パーソナルロボットです。
Pepper for Biz というサービスで、様々な企業のビジネス現場に活躍できるロボットとして売り出されており、店頭や受付けなど、企業のサービスに接するユーザーへの接客を向上させる、まさに販促ロボットとしての側面を持ったロボットです。
具体的には、レストランの順番待ちをしている来店客とコミュニケーションをしておすすめのメニューを音声と身振りで紹介したり、順番待ちのある受付で受付番号を発行しつつサービスへの誘導やちょっとしたコミュニケーション体験を提供するというような活用が多いようです。
施設やサービスの案内などに使われますが、「ロボットが喋って・動いて・会話をして案内をする」ということそのものが、まだまだ新しい体験として価値があり、ユーザーを「楽しませる」エンターテイメント性、下手に接客に不向きな人間にやらせるより一定以上の接客が出来るとか、人手という面でのコスト削減にもなることなど、発展途上ではありますが、販促プロモーションの市場に大きな影響を与えてきそうなポテンシャルを秘めているように思えます。
人間とロボット…、今はまだペッパー君はそのインパクトと存在感でイロモノ的な要素もありますし、完全に人間にとって替わるようなものとは言えないかもしれません。
出来ることよりも出来ない事のほうが多く、会話を成立させるためのアプリケーションを予め開発したり、自由に動ける足が無いのでその場から動けなかったり、そもそも壊れてしまったらメンテナンスが必要だったり…。
しかし、技術の発展に伴い、上記のようなデメリットや手間を克服し、店頭での受付・案内や販促をロボットが行うことが「当たり前」となったとき…言い換えれば人間が行うことの価値は減り、ロボットが行うことの価値が増えたとき、映画のような世界へまた一歩近づいていくのでしょうか。
何でもかんでもロボットに頼るようになる…
私が子供の頃は現実味のない、妄想といっても差支えないような話でしたが、いよいよ、そういった時代がやってきているのしょうか?
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