販促物に使用するデザインの制作をお願いする際のほんの少しの心構え
2016・07・27
こんにちは。【それ販】の編集部のしゅーへいです。
新商品の販促やキャンペーンなどを行う際に、販促に使用するためのチラシやPOP、あるいはWEBのバナーなど、様々な制作物が必要になるかと思います。
制作を自社で行ったり、外注したり、どういったルートで制作のワークフローが進むかは様々だと思いますが、
担当者様の中にはご自身で、制作物のデザインの原案を考えたり、提案したりする方も多かったりするのではないでしょうか?
デザインの制作を依頼している際に、お悩みになった経験もあるのではないでしょうか?
・思ったようなデザインが出来ない(制作側から上がってこない)
・デザイナーやディレクターとのコミュニケーションがうまくいかない
等々…
販促物のデザインには多くの時間とお金がかかりますし、スケジュールも余裕がないことが多いと思います。
一つの修正やミスで依頼する側もされる側も残業が増え…汗
ですから、円滑にやりとり出来、スムーズに制作が進むことに越した事はありませんよね?
そこで今回は販促物のデザインを依頼する上で、僕なりに気を付けておいたほうが良いと学んだ点をご紹介したいと思います。
その1:デザイン・画像を用意するかラフを書いてみましょう
「かっこいいデザインが欲しい」
「スラッとしたデザインで!」
よくありますよね。僕も口頭で内容を伝える際に、いまだにこうした表現を使ってしまうことが多々あります。
こんな風に「擬音」で依頼されると、発注側がどんなイメージのデザインを依頼しているのかわかりません。
たまに、これだけで理解してしまう超絶デザイナーさんも世には存在しているかもしれませんが、そういった場合は、依頼される側とする側の間にある程度関係性がある場合だと思います。
依頼者の言う「カッコいい」とは何か?それを依頼される側が知っているor理解できればイイのですが、そうではないことが往々にしてあります。
デザイナー「カッコいいと言われたから○○しました」
担当者「○○なんてダサくない?求めてないよ?●●がよかったんだけど」
デザイナー「●●がいいなら初めから言ってくれれば…」
まさに悲劇です。時間のムダです。
もちろんあらゆる担当者の方々が言葉を用いて具体的にきっちり説明できるか、というとそうでもないと思いますので、依頼される側にもある程度のヒアリング能力は必要だと勝手に思いますが、とはいえ、説明する側がいい加減では、デザイナーの負担も大きくなってしまうと思います。
ではどうするか。
まず自分の欲しいイメージに近いデザインを探してみるとか、落書き程度でもいいので、自分で紙に書き出したりしてみてはいかがでしょうか?
ここは○系の色で、これとこれはこの位置で…、一番大事な部分は新商品だから一番目立つように…など。
具体的に紙やPCのメモに書き出してみるのもいいでしょう。
デザイナーがイメージできるように具体的にすることを、完璧でなくてはいいので、出来る限り心がけたほうが制作にフローもスムーズに進むと思います。
その2:欲張り過ぎない、一番大事なことは何か
「この写真を入れたい!この文字も入れたい!」
後から掲載したい情報が増えることで元のデザインの原型が無くなるパターンです。
デザイナーは用意された素材でベストなデザインを作成するため、後から情報が増えるとバランスが崩れ、調整するのに多くの時間を費やしてしまいます。
デザインに入れて欲しい情報や素材などはなるべく初めの段階ですべて用意し、デザインの破たんを招かないようにしましょう。
勿論、後から追加したくなることは仕方のないこともあります。初めの内は出来上がる制作物のイメージが出来てない場合も多いので、ある程度制作が進んでから、そうしたお願いをしたくなることは頻繁にあることです。
しかし、よくよく考えると「別に無くてもいいかな?」と思うような要素もあるかも知れません。
デザイナーに無茶な注文をしてしまう前に、「それ本当に必要かな?」と今一度考えてみましょう。
お金がかかっていることなので、一度の注文で全ての要求を満たそうと、アレもコレもと詰め込んでしまいがちですが、結果的に追加料金が掛かってしまったり、納期をはみだしてしまうこともあるかも知れません。
まとめ
デザインを依頼する際の2つの注意点をご紹介しましたがいくつ当てはまりましたか?
今回のデザイン依頼は全て「相手がイメージ・理解できるように伝える」ということが非常に大切になってくることだと思います。
デザインは一回でイメージ通りのものが作成できる方が良いので依頼するときは必ず「相手にしっかり伝わっているのか」を意識してみてください。
投稿者プロフィール
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販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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