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【メーカー企業担当267名に聞いた】販促業務に関するアンケート報告(2024年4月実施)

2024・06・06

調査の目的・背景

販促「業務」に関する情報はとても少ない

株式会社SPinnoは「Sales PromotionにInnovationを」をコンセプトとし、販促施策の企画・実行、販促業務DXする「販促クラウドSPinno」を提供する会社です。
これまで延べ1000件以上、主に小売流通/メーカー/サービス業などの企業様から、販促の施策や業務に関するお悩みをお伺いしてまいりました。

その中でわかってきたのはどの企業様も「販促”業務”の実態に関する情報不足」にご不安・お悩みを抱えているということです。

販促物・販促ツールが多種多様化する中、新しい販促物・販促ツール、販促の事例といった情報は、業界向けの情報誌やメディアなどで多く見かけます。
しかしながら、そうした華々しい販促施策の裏側にある販促業務に焦点を絞った情報は少ないのが現状です。

「他社はどうやっているんだろう」「本当にこのやり方でいいのか」そんな疑問を抱える担当者は少なくありません。

店頭販促における販促物の効果を正しく検証するために

また、リアルの販売チャネルで使用されている販促物は、「販促物を使うことによって売り場が賑わい、売上も上がっている」という体感はあるにしても、「どの販促物が」「どれだけ購買意欲の刺激に貢献したのか」といった定量的な効果検証が難しい、というお悩みも多く聞かれます。

販促業務におけるフローの見える化や整理、販促物が実際にどれだけ活用・使用状況を把握・分析することにより、過去の販促施策の正しい効果検証、ひいては企業の販促を成功させ売上を伸ばすことに繋がると考えております。

「販促業務」の実態を知るために。アンケート調査を実施

こうした企業様のお悩みの声を受け、当社では販促業務に関するアンケートを行うことを決定いたしました。

初回となる今回は、メーカー企業の販促物制作に携わる担当者(以下記事内では「販促担当者」)を対象とし、日々のリアルな販促業務に関するアンケートを行いました。
ぜひお読みください。

アンケートの方法

  • 調査対象:全国のメーカー系企業に所属し
    販促物の企画・制作業務に携わる20~40代の男女267名(有効回答数)
  • 調査期間:2024年4月26日~4月28日
  • 調査方法:ジャストシステム提供「Fastask」によるインターネット調査

【調査結果①】販促物*の利用状況について

*本アンケートにおける販促物とは、什器、各種POP、カタログ、パンフレット、ノベルティ、商品見本、サンプル、ショップバックなど、主にリアルの販売チャネルや営業活動において使用されるものを指します。

Q1.販促物を利用されるシーンを教えてください(複数回答可)

Q2.2020-2022年頃と比べて、2024年(最近)は
店頭や営業現場での「販促物の利用頻度」は増えていますか?

販促物の利用は増えている

Q1,Q2では、主に販促物が使われているシーンは何か、また、数年前(コロナ禍)と比較して生活行動に活気が戻り、経済活動も勢いづく中で、販促物の利用が増えているかを調査しました。

利用シーン(Q1)の回答で最も多かったのは「営業拠点 / 営業担当」による利用でした。営業活動において備品、小物、カタログやパンフレットといった販促物の活用は依然多いようです。

当社が提供する販促クラウド「SPinno」をご利用の企業様においても、営業担当のユーザー様が拠点で使用されるためのデータや、営業活動時に担当者が持参する備品の管理に活用されているケースもあり、自社で蓄積してきた知見とも合致いたします。

利用頻度(Q2)の回答では、店頭や営業現場における「販促物の利用頻度」は増えている(24.8%)、どちらかといえば増えている(47.2%)、合わせて71%の回答者から販促物の利用頻度が増加傾向にあるという回答を得ています。

販促物の「利用シーン」ごとの利用頻度変化

特にtoC領域において販促物の利用頻度が上昇傾向

販促物の利用シーン別に見ると、全体的に利用頻度が高まっているものの、特に「小売、卸」「自社店舗」「ECサイトの購入者」といったtoC領域で、販促物の利用頻度が増加していることがわかります。

【調査結果②】販促物の利用頻度が増えた理由

Q3,「販促物の利用頻度」が増えたと感じる理由として
当てはまるものはありますか?

Q3では、利用頻度に増加を実感している回答者へ増えたと感じる理由を質問しました。
「企画やキャンペーン」を挙げた回答が最も多く、2024年に入って、ますます積極的に販促に注力している企業が増えていることがうかがえます。

発送や工数、新しい販促物への取り組みを挙げた回答も少なくなく、企業が積極的に販促に取り組むことに平行して、販促の現場で発生する制作や企画、販促物の設置といった、販促業務全般の活動量が増えている回答結果となっています。

【調査結果③】「現場」での活用/設置 について

Q4.販促物の「設置」や「活用」について、手配した販促物が
どのくらい「設置」もしくは「活用」されているか把握できていますか?

Q5.販促物の「設置」や「活用」を向上させるために
取り組んでいることはありますか?

販促物の活用・設置を把握しているのは25%

Q4、Q5では販促物の設置および活用に関しての質問を行いました。

手配をした販促物が、現場において実際にどのくらい設置・活用がされているのか、「把握できている」とした回答が24.9%でした。

「ほぼ把握できている」(50.9%)と合わせると、約75%の販促担当者が販促物の活用状況を把握できていると考えていることが分かりました。

設置や活用の向上についての取り組みでは、「店舗や現場への案内」(1位)、「チャットツール・メールの連絡」(2位)、「営業担当者やラウンダーの訪問」(3位)の3項目が上位となりました。

販促物の設置や活用を向上させるためにメーカー企業様が行っている取り組みは、案内や連絡を人力でこまめに行う、といったコミュニケーションコストの高い取り組みが目立ちます。

「把握できている」回答で最も多い取り組みは

「把握できている」と回答したグループの中では、「管理システムを導入し、販促物の受発注を管理している」という取り組みへの回答が1位でした。

販促物の設置や活用への取り組みが進んでいる企業では、人力で周知を行う取り組みだけでなく、システム導入によるデジタル化を積極的に行っている企業が多い傾向にあると言えます。

「ほぼ把握できている」と回答したグループの中では、システム導入は4位となっており、現状の取り組みの違いが、自信をもって販促物の利用状況を「把握できている」と答えることができるか否に表れているように見えます。

まとめ

アンケートの結果から、メーカー系企業における販促物の利用頻度は、上昇傾向にあります。
店頭での企画・キャンペーンの増加がその背景にあり、同時に販促業務全般の活動量もますます増えています。

現場との販促物に関する情報共有に関しては、依然「チャットツール」や「案内を送る」の割合が高く、販促業務の実態としてはアナログ作業による負荷が高いことがうかがえます。

その中で、販促物の利用を促進したり、把握を行ができている販促担当者においては、「システム導入による管理」への有効性を感じている割合が多いことが確認できました。

また、アンケートの内容については下記のリンクよりレポートがダウンロード可能です。

販促物の活用の促進+
利用の把握にはシステム導入が有効

商品・サービスを消費者に知ってもらう上で、パンフレット・POP・ポスターなどの「販促物」は必要不可欠。しかしながら、そんな販促物を制作する流れは、非常に複雑かつアナログなのが現状です。

販促物の制作には、販促物の企画・管理を担う広報・マーケティング・営業支援部門などの本部と、販促物を利用する営業の現場担当者・支店・店舗、販促物の制作にかかわるデザイン制作会社・広告代理店・印刷会社など、たくさんの人や部署、企業が関わります。

そうした関係者が互いに連携をとり合う必要がある中、連絡手段はいまだにメール・チャットツール・電話・FAX等、受発注の履歴もエクセル頼み・・そんな企業が企業規模・業界を問わず多数あり、販促物を扱う機会の多い小売・メーカー業界を中心に、各社の大きな業務負担となっています。

当社が提供する販促クラウド「SPinno」は、販促業務の効率化を目的に、販促領域に特化して開発されたクラウドシステムです。

販促クラウド「SPinno」の特徴は以下の通り。

販促業務の一元管理と見える化

販促クラウド「SPinno」は、販促物の企画・制作の取りまとめをする本部と、販促施策が行われる営業拠点・店舗、そしてデザイン会社・印刷会社・倉庫などのサプライヤーをクラウド上でつなぎ、データの一元管理と見える化を実現します。
これにより、メールやFAXといった見落としがちな連絡手段は不要となり、販促物の制作に関する進捗状況も関係者間で見える化されます。

ユーザーフレンドリーなUI/UX

特に営業拠点・店舗などのユーザーから多くいただくのは「販促物専用のECサイトのようなUI/UX」というお声。本部と現場の間で意図の共有が容易となるだけでなく、億劫だった販促物の手配業務がショッピング感覚で楽しく行えます。

画像ファイルの検索時間を短縮

SPinno上では、デザインデータなどの画像ファイルが全てサムネイル表示されるので、必要なファイルにスピーディにアクセスできます。

デザイン編集機能

軽微なデザイン修正であればSPinno上で完結することが可能であり、細々としたデザインの微調整にかかる費用と時間を大きく削減できます。
営業担当やスタッフが修正することも可能なので、より迅速で柔軟な修正が可能となります。

ログの可視化

販促品の受発注に関するログを可視化することで、使用頻度の高いアイテムや在庫整理の参考情報を得ることができます。
印刷量の検討、次の販促物の企画・デザインへの参考など、戦略的に活用いただけます。

新たに販促業務の担当となった方や、これまでの業務内容の見直しを行う方、現在ご利用いただいているシステムやサービスから乗り換え先を検討している方は、是非システム化による業務効率化をご検討ください。

 

投稿者プロフィール

それ行け!販売促進部
それ行け!販売促進部それ販ブログ管理人
販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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