デジタル時代の販促戦略:ユーザー生成コンテンツ(UGC)とは
2024・02・01
ユーザー生成コンテンツ(UGC:User Generated Content)は、一般の消費者やユーザーによって作成され、共有されるコンテンツのことです。
企業やプロのクリエイターよりも、SNSプラットフォーム、ブログ、フォーラム、レビューサイトなどで、ユーザー側からの発信によって成立するものがUGCに相当します。
本記事ではUGCについて、事例を交えてご説明します。
UGCの例
UGCにはさまざまな形式がある
UGCは動画、写真、SNSの投稿、オンラインのレビューやコメントなどWebメディアへの投稿など、様々な形で存在しています。
UGCの代表例はSNSプラットフォーム
Facebook、X、Instagram、TikTokなど広く普及しているSNSプラットフォームでは、ユーザーが日常の瞬間や意見を共有しています。これらのプラットフォームは、UGCのもっとも一般的な例と言えるでしょう。
消費者による評価が集まるレビューサイトもUGC
製品・サービスについてのレビューや評価もUGCの一つです。昨今では、飲食店・家電・化粧品など、さまざまな領域でレビューを投稿するWebメディアが浸透しており、消費者の購買行動へ影響力を発揮しています。
企業主導のユーザー参加型キャンペーンも含む
例えばSNSのハッシュタグのキャンペーンなど、企業が主導で行われるユーザー参加型の企画で生まれるものも、UGCに含まれます。
UGCのビジネスにおけるメリット
信頼性の向上
企業やブランドは、UGCをマーケティングの一部として活用できます。ユーザーが作成したコンテンツは公式のプロモーションと比較して、コンテンツを閲覧する消費者に対して説得力が高くなる傾向があり、信頼性を獲得しやすいためです。
例えば、インフルエンサーがある商品を自分の動画で紹介した場合、紹介に至った経緯としては、どちらの方が信頼性が高いでしょうか。
・企業から依頼を受けて紹介を行ったケース
・インフルエンサー自身が自発的に商品を気に入って紹介を行ったケース
当然ながら、上記いずれかの場合であれば、後者のほうがより説得力があると感じるフォロワーは多くなるでしょう。
一方で、「本当は依頼を受けて紹介したのに、あたかも自発的に気に入って紹介するかのような投稿を行う」ことは、景品表示法上の不当表示(ステルスマーケティング)に違反してしまう恐れがあるので、注意が必要です。
ステルスマーケティングは規制違反してしまう恐れがあるだけでなく、企業のイメージダウンにもつながりますので、UGCを偽装したプロモーションを行うことは厳禁です。
コミュニティの構築
UGCは、ブランドや製品に対するユーザーコミュニティの醸成に役立ちます。
ブランドや製品に関する情報をユーザーが自発的に発信する場や仕組みができれば、そこに新しいユーザーが集まりコニュニティが出来やすくなります。
ファンのコミュニティが出来上がれば、それ自体がブランドや製品への認知度・信頼度の向上に役立ち、さらに新規のユーザーへと、良い循環が発生します。
魅力的なコンテンツの拡充
企業はUGCを活用して、オリジナルのコンテンツを補完し、より魅力的なコンテンツマーケティングを行うことが可能です。
ターゲットが必要としているコンテンツを作成し、消費者にリーチするコンテンツマーケティングにおいて、
生活者側の目線に立って作られたUGCは強力なコンテンツになり得ます。
まとめ
総じて、UGCは消費者の声を反映し、ブランドや製品に対する真実味のあるストーリーを提供することに役立ちます。
そのためマーケティングやブランディングにおいて高い価値を持つとされ注目されています。
SNSプラットフォームなどでは、UGCは積極的に活用が進んでおり、ハッシュタグキャンペーンなどの事例で見かけることも増えてきました。
UGCは、企業利益が絡んでいないユーザーの声として、他の潜在ユーザーにとって信頼性の高い情報となりうるものであり、多角的な観点から訴求できるため、ターゲット層への的確なアプローチが期待できます。
うまく活用することができれば、多額の宣伝費用をかけずとも、多くの潜在ユーザーに自社商品やサービスを認知してもらえる可能性があります。
また、ユーザー・消費者の生の声を集めることで、商品やサービスへの反応や、実際にどんなユーザーが何に使っているのかを知ることができ、次なるプロモーション戦略の策定や製品・サービスの企画開発に役立てることもできるのです。
著作権や景品表示法など、PRやコンテンツ作成に関わる法律・規制への配慮が必要となるケースもあるため、情報収集と配慮は必要となりますが、これからの企業のプロモーション活動において、UGCは非常に期待値の高いものとなりそうです。
UGCを促進するには、店舗や商品に関する販促施策の強化も重要
ユーザーにUGCを生み出してもらうためには、ハッシュタグキャンペーンなどのWeb施策も重要ですが、リアルな店舗で実際に商品を手に取ってもらうための店頭販促も必要となってきます。
そして、リアルな空間の販促で使用される、POP、ポスター、チラシなど細かい印刷物から商品棚に使用される什器まで、販促では非常に多くのものが作成されたり使用され、業務を圧迫しているのが実情です。
当社が提供する販促クラウド「SPinno」は、そうした販促物に関わる業務の煩雑さに着目し、販促領域に特化して開発されたクラウドシステムです。
販促クラウド「SPinno」導入のメリットは以下の通り。
販促業務の一元管理と見える化
販促クラウド「SPinno」は、販促物の企画・製作の取りまとめをする本部と、販促施策が行われる営業拠点・店舗、そしてデザイン会社・印刷会社・倉庫などのサプライヤーをクラウド上でつなぎ、データの一元管理と見える化を実現します。
これにより、メールやFAXといった見落としがちな連絡手段は不要となり、販促物の製作に関する進捗状況も関係者間で見える化されます。
ユーザーフレンドリーなUI/UX
特に営業拠点・店舗などのユーザーから多くいただくのは「販促物専用のECサイトのようなUI/UX」というお声。本部と現場の間で意図の共有が容易となるだけでなく、億劫だった販促物の手配業務がショッピング感覚で楽しく行えます。
画像ファイルの検索時間を短縮
SPinno上では、デザインデータなどの画像ファイルが全てサムネイル表示されるので、必要なファイルにスピーディにアクセスできます。
デザイン編集機能
軽微なデザイン修正であればSPinno上で完結することが可能であり、細々としたデザインの微調整にかかる費用と時間を大きく削減できます。
営業担当やスタッフが修正することも可能なので、より迅速で柔軟な修正が可能となります。
ログの可視化
販促品の受発注に関するログを可視化することで、使用頻度の高いアイテムや在庫整理の参考情報を得ることができます。
印刷量の検討、次の販促物の企画・デザインへの参考など、戦略的に活用いただけます。
販促の戦略・企画に時間を割きたいと思っている方は、ぜひシステムによる業務効率化をご検討ください。
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販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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