【2024】「秋」を伝える販促デザインのコツ ~配色×モチーフ×フォント~
2024・06・15
デザイナーでない方でもすぐに取り入れられるデザインのちょっとしたコツをお届けするシリーズ。
今回は、見た人に「秋」をイメージしてもらうポイントをご紹介いたします。
目次
デザインの基本要素は「配色×モチーフ×フォント」
日本の秋は、四季折々の美しい景色と感動的な自然の移り変わりを象徴する季節。
木々が鮮やかな赤や黄色に染まり、秋風とともに涼しい気候が広がる中で、豊かな実りと伝統的な行事や文化に触れることができ、人々の心を和ませる季節でもあります。
そんな秋を象徴するデザインを構成する基本要素「配色×モチーフ×フォント」をご紹介します。
配色
メインで使用するメインカラー(秋を感じさせる配色)を考えます。
目立つことが大切ですが色数の増やしすぎはNG。
相性の良い3色くらいにまとめるとデザインがぐっと引き締まります。
モチーフ
モチーフとはシーンを直感的に連想できるイラストや写真が挙げられます。
例えば「秋」を表現するのであれば、
季節の移り変わりを情緒的に伝える紅葉。十五夜をイメージさせる月と兎(お団子やススキも)。
しいたけや、かぼちゃなど季節の食材が挙げられます。これらのアイディアを基に、要素を組み合わせることで「日本の秋」を感じさせるデザインを作成する事ができます。
フォント
文字(フォント)の選定です。秋は季節の変化から、少し寂しさを感じる部分もあり、繊細で穏やかなイメージが一般的です。夏を「動」とするならば、秋が「静」となります。
こうしたイメージを踏まえ秋にふさわしいフォント選びをして行きましょう。
この3点を押さえておけばデザインはできたも同然!
ご自身のサービスや商品のターゲット、利用シーンなどを想像しながら、最適な表現を考えて行きましょう。
伝えたいのはどんな「秋」のイメージ?
一言に「秋」と言っても、人それぞれ思い浮かべるイメージは様々です。
鮮やかな紅葉、暖かな日差し、収穫の豊かさ、秋の味覚、秋の行事や風物詩などが消費者に秋のイメージを伝えるのに役立ちます。
また心地よい落ち着きや暖かさ、自然の移り変わり、秋という季節に関連する感情や体験にも焦点を当てるとより効果的です。
<イメージをまとめるヒント>
- 自社の製品・サービスは「秋」にどんなシーンで、どのように利用される?
- 自社の製品・サービスを使ってくれている/使ってくれそうなターゲットにどんなイメージを与えたい?(どんなイメージを好みそう?)
イメージが定まってきましたか?
そこまで来たら、あとひと息。配色×モチーフ×フォントを選択していきましょう。
秋らしさを演出する「配色×モチーフ×フォント」の組み合わせ
「秋」の配色は明るく・やわらかなイメージを連想させるもの
まずはデザインの基盤となる配色の選択です。
秋はコントラストを抑えて柔らかな色合いで表現されることが一般的です。
また、オレンジ、赤、黄色、茶色など温もりあるトーンが多く使用されており、紅葉や秋の夕日のように包み込まれる様な自然の暖かさ、豊かさが表現されています。
配色に関してはネイチャートーン(自然の色合い)とアクセントカラーで構成される事が多く、強めの赤や黄色をアクセントで加えることで目を引く効果を狙い、デザインにポップな要素を加える役目を果たします。
モチーフは季節感の感じるものを
続いてはモチーフ。ベースとなる配色やターゲットに合わせて選んでいきましょう。
季節感を表現するものをチョイスして、より秋らしさを感じさせるデザインに仕上げていきます。
<秋のモチーフ一例(自然)>
紅葉(もみじ・イチョウなど)、かぼちゃ、稲穂、木の実(栗やどんぐり)、トンボなど。
フォントはターゲットと相性の良いものを選ぶ
フォントは、読み手にメッセージを届ける重要な要素です。ターゲットに合わせて、読みやすいフォントや書体を選びましょう。
例えばこのようなフォントのアイディアが挙げられます。
- 楷書体:美しい書道の筆致を取り入れ、日本の伝統と風情を表現できます
- 明朝体:日本語を美しく表現し、曲線の優美さが際立ちます
- 筆文字:筆文字フォントには様々な種類がありますが秋を表現するのであれば力強さよりも、繊細さや可愛らしさを表現したような筆文字がおすすめです。
その他:秋ならではのイベント感を出したいなら
季節の移り変わりで暑さも和らぎ、人々が外出しやくすくなるこの時期。食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋というように様々なことにチャレンジできる季節でもあります。
そんな秋の魅力をデザインに取り入れ、お客様の心を掴む集客施策を考えてみませんか?
パワーポイントでも販促物は作れる?
illustratorなどのソフトがなくとも、パワーポイントで販促物を制作することは可能です。
パワーポイントで制作を行う場合にも、おさえるべきポイントは「どんなイメージを与えたいか」を整理し、「配色×モチーフ×フォント」のバランスを意識して進めていきましょう。
また、販促物は基本的に、相手に何かを伝え、購買や認知、興味を惹くことが役割です。
フォントに凝りすぎてしまい、伝えたいメッセージが伝わらないのでは本末転倒。
販促物をパワーポイントで制作する際はフォントに凝りすぎず、明朝やゴシックなどの、一般的で、目になじみやすいフォントを活用するのがおすすめです。
終わりに:季節限定の販促物はクラウドで賢く管理・共有
販促物の制作を行う当社ではよく、以下のような声が寄せられます。
「去年の秋は、どんな販促物作ってもらいましたっけ・・」
「各店舗・拠点で好きに販促物を作っていて、ブランディングの統制が取れていない」
期間限定の販促物は、全店舗でシェアしながら賢く利用し、雰囲気も統一していきたいですよね。
当社が提供する販促クラウド「SPinno」では、社内の部門間はもちろんのこと、社外のデザイン会社や、印刷会社などのサプライヤーも巻き込んだデータ共有が可能です。
導入に際しては、お客様専任の<カスタマーサクセス>担当者が丁寧に現状の運用体制や課題をヒアリングし、必要なデータを集められる体制づくりをお手伝いします。
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投稿者プロフィール
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デザイン事務所での経験を経て2014年株式会社SPinnoにジョイン。
主に食品メーカー、消費財メーカー、チェーンストアの販促におけるクリエイティブプランニングからコンセプトワークまでを手がける。
CXの観点から「売れる」「伝える」デザインを企画し、印刷からWEB広告・動画広告などデジタルクリエイティブまでトータルソリューションを提供。
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