石灰石が環境保護のカギ!?新素材「LIMEX」とは
2019・12・13
LIMEXというものをご存じでしょうか?
LIMEXとは株式会社TBMが開発した石灰石による新素材で、紙やプラスチックの代替として注目されています。
今回はこのLIMEXについて簡単に紹介したいと思います。
LIMEXが実現している製品
LIMEXは紙やプラスチックの代替を実現しています。
紙の代替
・名刺
・メニュー表
・POPやペーパー什器
・MAP
・ポスター
・パンフレットなどの小冊子
・折箱
・横断幕
・シールやラベル
・チラシ
・袋
プラスチックの代替
・レジ袋や買い物袋
・ゴミ袋
・電飾シート
・包装容器
・包装容器
・タペストリーやフラッグ
・クリアファイル
・文具
上記のような日常生活で頻繁に登場する紙、プラスチックで作られる製品について、LIMEXでの代替が可能になっています。
詳細→株式会社TBM webサイト
https://tb-m.com/limex/products/
どれも日々大量に消費されている製品ばかりですね。
特に年間数百億枚が使用されていると言われるレジ袋や、生活していたら必ず使わなければいけないゴミ袋などが、もしも完全にLIMEXに切り替わったとしたら…その効果はものすごいことになりそうです。
LIMEXは石灰石から作られている。LIMEXが紙やプラスチックに代替するとどうなるか。
紙やプラスチックを節約すること
紙は主に木材パルプと大量の水を使って作られます。
厳密には紙の種類・用途などで様々で、サトウキビのような非木材の素材や羊皮紙の皮革など動物由来の原料、化学繊維紙などもあります。
プラスチックは石油や、リサイクルの廃プラスチックから作られます。
そしてLIMEXは石灰石と石油由来の素材から作られます。
LIMEXを使うことで、まず木材と水の使用を大きく減らすことができ、石油に関してもLIMEXが含む石灰石の割合は50%以上になるため、
石油由来成分の使用も抑えることができるとのことです。
また株式会社TBMのWEBサイトによれば、CO2排出の削減、産業廃棄物の削減にも貢献するということです。
参考:TBMと環境側面
https://tb-m.com/company/sustainability/env/
石灰石が資源枯渇問題の解決への糸口に
石灰石は炭酸カルシウム(CaCO3)を主成分とした鉱石です。
国内で年間で約1億7千万トンの量が生産されているそうです。
大理石としての活用やセメント、製鉄など工業用に多く使用されています。
また石炭や重油を燃やした排煙からでる有害なガスを取り除くために使用されるなど、現在でも環境保護にのための重要な役割を担っています。
人体への安全性から食品の加工にも使用されます。
そのような私たちの生活に既に多くかかわっている石灰石ですが、世界中に安価に存在する天然資源としてLIMEXによって資源問題の解決する手がかりとして今注目されています。
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