大阪初開催!SPinnoユーザー会をご紹介
2019・10・17
8月に東京で開催し、大好評で幕を閉じたSPinnoユーザー会。
大阪オフィスのスタッフからも「関西圏でもぜひやりたい!」という熱い声が上がり、この度、関西・東海地方を対象にしたユーザー会を大阪で開催しました。
参加したのはどんな人?
第1回目の大阪ユーザー会は、大阪だけでなく和歌山からもお申し込みいただき、全4社、8名のユーザー様が参加されました。
株式会社タカショーの西谷様は「SPinnoの他社事例を知りたい」と思ったから、株式会社長谷工システムズの中野様は「他のユーザーの声を聞いてみたい」という理由で、今回参加を決めたそうです。他にも「販促についてもっと勉強するため」というアルインコ株式会社の白木様や、「他の会社がどのようなことをしているか聞いてみたい」「SPinnoの有効な活用方法を情報収集したい」など、様々な理由でお越しいただきました。
販促の本当の楽しさを思い出してほしい
「以前、『販促の仕事は楽しいですか?』というアンケートを取ったことがあります。その時に『楽しくない』という結果が上位になって驚きました。」
そう話したのは弊社クラウドSP事業部チーフマネージャーの山下です。
「販促は売上に直接的に貢献している価値ある仕事。それなのに、日々の忙しさに追われて、そこに携わる人たちが本当の楽しさを忘れてしまっているのでは。」
インターネットやスマートフォンが普及し、世の中の購買行動はどんどん変わってきているのに、販促業界は数十年変わっていないという現実。そこで、販促業界にイノベーションを起こす一つの形が、弊社が提供する販促クラウド”SPinno”です。クラウド化することで、例えばこれまで個人に依存していた業務を一元管理し、非効率で煩雑なフローを改善することが可能になります。
「私たちはこれからも販促に新しい価値を生み出していきます。その一環として、販促に携わる方たちが業界の垣根を超えて出会い、つながる場所を作りたいと思い、今回ユーザー会を企画しました。販促の価値や本当の楽しさを思い出せるような場にしていきたいです。」
事例①:島村楽器様の販促に学ぶ「SPinno」活用法
現在、東京でSPinnoを活用いただいている島村楽器様の事例を、弊社カスタマーサクセスの宮本よりご紹介しました。島村楽器は、8月に東京で開催したユーザー会にご登壇いただいたユーザー様です。
島村楽器様は楽器販売店を全国に展開されています。本社が各店頭の販促状況を把握できていないという問題や、現場にSPinnoをどのように浸透させているのかなど、多くの会社がぶつかりがちな壁をどう乗り越えていったのか、実際の事例を交えてお伝えいたしました。
島村楽器様のSPinno活用法とは!第1回東京ユーザー会の詳細はこちら
事例②:タカショー様の販促に学ぶ「SPinno」活用方法
今回は株式会社タカショー・販売促進課の根田(こんだ)様にご登壇いただき、SPinnoの活用方法についてご紹介いただきました。タカショー販促課では、ガーデニング用品の販促企画、店頭POPや商品パッケージの企画開発、カタログ・チラシ制作、eコマースなどを、ホームセンターを中心に展開しています。2017年7月にSPinnoを導入いただき、運用開始から約2年となるユーザー様です。
商品の納品先であるホームセンターは、売り場が整理されておらず雑多なケースが多いそう。そのため自社商品の存在をアピールする店頭POPの存在が必須となります。また、商品はシェード(日よけ)やガーデンライトなど、高機能なために競合商品よりも価格が高く、商品価値を伝えるための店頭販促がとても重要だとのこと。
「それらに加えて、ガーデニング用品は同じ商品カテゴリーでも様々な機能の商品があり、ユーザーが目的にあったものを選びにくいという問題があります。そこで、小売店を巻き込んだユーザー目線の販促企画が必要なんです。」
店舗の廃棄ロスを減らしたい
タカショー様がSPinnoを導入した目的の一つは、販促物の廃棄ロスを減らすこと。それまで本部主導で販促物を作っていましたが、現場のニーズをすべて把握することは難しく、一部のPOPが大量に店舗に残り廃棄されてしまうという問題がありました。
「本部の担当はPOPを安く制作できたということに満足してしまいがち。そんな時は店舗に残った大量の在庫写真を見せたりしていました。本部にいると意外とそこに気がつきにくいものです。」
SPinnoを活用することで、システム上でオンデマンド印刷のオーダーを受けるスキームに変更。廃棄ロスの削減につながりました。さらにこんな嬉しい効果も。
「オンデマンド印刷のスキームが構築できたことで、販促企画を数店舗でテストすることが容易になりました。これなら本部主導で全国規模の販促施策を展開する前にPDCAを回すことができます。」
クリエイティブな仕事ができず退職する社員も…
クリエイティブな仕事がしたくて、働いているのに、夏のシェード(日よけ)やクリスマスのイルミネーションなど、シーズンものの販促企画に工数がかかっていたことも問題の一つでした。
このような集計に時間が取られて退職した社員も。業務改善を早急にやらなければならないと思った一つの事例です。
「本来の業務ではない仕事が多く、その煩雑さから退職した社員もいたほどです。でもその社員は業務フローが改善された後、また戻ってきて今も働いています。ありがたいことです。」
今ではSPinno上に販促企画セットを登録し、発注期間を設けて営業からの注文を受ける仕組みを整えました。本部スタッフの業務工数は大幅に削減されています。
また、業務効率化については、デザイン編集機能も有効に活用されています。商品チラシの値段変更や画像差し替えなど、軽微なデザイン修正は現場の営業が対応するようにフローに変更しました。現場では対応できない案件も、それまではメールかFAXで依頼書を受けていたものをすべてSPinno上で受け付けています。これにより本部の工数が削減できただけでなく、依頼から作成までの時間も短縮することができました。
SPinno活用による働き方改革
「救急救命のような仕事の仕方」、根田様は販促の仕事をこう表現されました。その日その日に緊急の仕事が入ってきて休む暇もない、と。同じ悩みを抱える販促担当の方も多いのではないでしょうか?
タカショー様はSPinno上にすべてのオーダーを集約し、システム以外の発注は原則認めないというルールにしています。それを徹底することで販促データを蓄積し、注文データをさまざまな角度から分析することができるようになりました。
「SPinnoにデータを蓄積していったら、いつ・誰が・どんな要望を出してくるのかの傾向が見えてきました。その結果、今では『そろそろこんな要望が来る頃だ』と本部が先手を打てる業務フローに改善できています。」
システムへの移行期間は紙も併用しましたが、今ではほぼ100パーセントSPinnoに移行できたそうです。ログインデータを見ても安定したアクセスが確認できており、導入から約2年で現場が必要とするインフラになったと手応えを感じています。
「現場の需要を事前に捉えて次の打ち手の仮説を立てることができるようになれば、社員の休みも取りやすくなると思います。受け身の働き方ではなくこちらが主導で動けるようにしていきたいですね。」
SPinnoを導入したことが昨今話題の「働き方改革」にも繋がっているとのことで、参加された他のユーザー様たちも真剣に聞いていらっしゃいました。
本部×現場のハイブリッド販促の実現を目指す
ユーザーの購買行動やタッチポイントがより複雑化する中、タカショー様は「本部主導」と「現場起点」のハイブリッド販促を目指しています。それをSPinnoを活用することで実現していきたいと力強く語ってくださいました。
「ガーデニングブームが去った今、自社商品を認知してもらい、商品の良さを顧客に伝えなければ売れない時代です。効率をあげる「本部主導」と顧客ニーズを捉えた「現場起点」の両軸で回していきたい。私たちはSPinnoを活用することで結果が出ており、導入前と比較してメンバーが4名減っても成果を出せています。SPinnoとは今後もパートナーとして、お客様に喜んでいただける販促を一緒に目指していきたいですね。」
懇親会
ユーザー会後の懇親会では、弊社スタッフとユーザー様の交流はもちろんのこと、ユーザー様同士での情報交換も活発に行われたようです。「普段会う機会があまりない異業種での集まりは新鮮だ」というお声も聞こえてきました。
ご登壇いただいタカショーの根田様からは、「東京のユーザー会でも自社の事例を紹介したい」と心強いコメントも。ぜひお願いいたします!
多くのユーザー様から「もっとたくさんの事例を聞きたい。」という感想をいただきました。私たちが考えていた以上に、他の企業のSPinno活用方法に興味を持っていらっしゃることを改めて実感いたしました。
SPinnoでは今後も東京・大阪でユーザー会を開催していきたいと考えています。皆さまの“よりよい販促を”の思いに支えられてSPinnoは今後も進化していきます!ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
投稿者プロフィール
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販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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