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問題解決には仮説を立てる

2018・10・12

今回は「問題解決」の勉強について、役立つ書籍をご紹介したいと思います。

世界一やさしい問題解決の授業 (ダイヤモンド社)
著者:渡辺健介

問題解決とは、書いて字のごとく「問題を解決すること」を指す言葉ですが、
どのように考え、順序立てし、その過程を進めるのがより良いのか、ということを学ぶことで
「問題解決に強い」「問題解決が得意」というように、仕事やスポーツなどジャンル問わずに
生活の様々な場面で使える一種のスキルのような意味合いを持ったり持たなかったりもします。

3点、自分の気に入った点をピックアップしますので、参考になれば幸いです。

問題解決とは?

(P19~「そもそも問題解決って?」)

このパートでは問題解決とは何なのか?ということが分かりやすく説明されています。

抜粋すると、問題解決とは

1.現状の理解
2.原因の特定
3.打ち手の決定
4.実行

という流れに沿って行います。

当たり前&簡単そうにみえて、こうした段階的に考える過程を省略してしまいがちですが、問題に向き合って原因や解決法しっかりと探ることの重要性や、具体例がわかりやすく解説されています。

アイディアを出し切る。

(P57~「打ち手のアイディアを幅広く書き出す」)

そこで2人は「分解の木」を使って、まずは「伝える方法」についてのアイディアを、次ページのように幅広く洗い出してみました。
人が直接伝えるだけでなく、紙媒体(新聞、雑誌など)、掲示板、eメールなど、いろいろな手段が考えられます。
ポイントは、「新聞とかラジオなんて、ありえないでしょ」とすぐ可能性を否定するのではなく、いったんは考え付くものすべてを洗い出してみることです。そこから連想ゲームのように、面白いアイディアが思い浮かぶかもしれないからです。

ミーティングのアイデア出しなどにもよく使われる手法ですね。
とにかく思いつくものは全部出してみる、書いてみる。ホワイトボードやノートなどにずらっと書いていくといいと思います。

どうしても突飛だったり実現性の低いアイディアは頭に浮かんだ瞬間に除外してしまいがちですが、とにかくなんでも出してみる!
頭の中のアイディア整理だけでなく、見落としてしまっているかもしれない可能性の発見にもつながり、とても大事なことだと思います。

仮説を立てる

(P80~P83~「選択肢を絞り込んで仮説を立てる」)

アイデア(打ち手)を書き出す際には、このようなツリー上に分類して整理してみると便利です。

一通り洗い出したあとに、選択肢を絞っていきます。

そして絞ってみた選択肢を目的を頂点にしたツリーに整理します。

そうしてそれぞれのアイデアを並べたあとに、各アイデアが正しいか、実現できるか、どうやって?どのぐらい?
といったことを調べていく過程に、スムーズに入ることができます。

この2つ目のツリーのことを「仮説の木」と本書では紹介しており、具体的な活用の仕方など分かりやすく解説されている重要な部分となります。

 

まとめ

生活、仕事、趣味、研究や学習など、色々な場面で、課題や問題に突き当たったときに、

論理的にシンプルに、それらを解決し、自分だけでなく一緒に取り組む周囲の人々も喜ぶような、そんなスキルを学ぶのに役立つのが本書。

タイトルのとおり、小難しい用語などはほとんどなく「小学校のさんすうのもんだい」を解いているような、読みやすく分かりやすい内容でとても役立つ考え方を学べる一冊だと思います。

世界一やさしい問題解決の授業 (ダイヤモンド社)
著者:渡辺健介

※参考&引用させていただきました。ありがとうございます。

投稿者プロフィール

それ行け!販売促進部
それ行け!販売促進部それ販ブログ管理人
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