WEBの検索順位やSEOというもの
2018・09・04
今回の記事は、書籍の紹介をさせていただきます。
いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 (株式会社インプレス)
著者:安川洋、江沢真紀、村山佑介
自社のサービスの販売や企画に関わると同時に、それらに集客を行うためのWEBサイトやランディングページにも携わる担当者様は多いかと思います。
WEBで検索をしたとき、
自社のWEBサイトやランディングページがなるべく良い検索順位になってほしい。
そのための施策は何をすればいいのか。
成果をどのように社内で表現するのか。
そういったことについての解決となる手がかりやヒントが本書にはたくさん書いてあると思います。
自分が読んでみて特に気にいった(気になった)部分を3点ピックアップさせていただきますので、よろしければご参考ください。
検索順位は簡単ではないということ
検索順位は簡単には変えられない(Chapter 1 P13より)
前略…Googleは質の高い検索結果を維持するために、検索順位をアルゴリズムによって決めています。例えばページのコンテンツの新しさや、他のサイトからどのくらいリンクされているかなど、順位を決めるシグナルは200以上あるとされていますが、その内容は公開されていません。このため何かひとつの対策をやっても、簡単に順位が上がるものではないのです。
「わが社のホームページを検索順位を1位にしてくれ」
自社の管理するWEBサイトのSEOを任された方なら一度は上のような指示を頂いた思い出がありませんか?
SEO=検索結果を上げる、という断片的なイメージだけが先行してしまうと、『検索順位が上昇するという結果』がすぐに得られず、「なんだSEOなんて無理じゃん」とか「お金をかけて業者に頼めばいいんじゃないの?」みたいなことを社内で言われたり言われなかったり。
実際SEOの効果や目的の一側面として検索の順位を上げるという要素は確かにあります。
しかし単純に○○をしたら検索の順位が上がる!ということではなく
検索エンジンやそれを使用するユーザーにとってフレンドリーなサイトにすることが本来のSEOの目的ですね。
求めている人・欲している人がサイトにたどり着けるように考える、そのための施策を行うのがSEOで、これはただ闇雲に検索順位の上昇だけを意識しても達成することはなかなか難しかったりします。
SEOに直接携わる人だけでなく、その周囲や社内でそれを評価する人にまで
こうしたSEOの基本的な原則・考え方が伝えやすい内容になっているのではないでしょうか。
モバイル(スマホ)は大事ということ
モバイルフレンドリーでないサイトは評価が下がる(Chapter 6 P170より)
世界規模でスマートフォンを持ち歩くユーザーが多くなり、いつでもどこでも情報を探せるようになりました。…中略…モバイルフレンドリー要件を満たしていないページは、モバイル版のGoogle検索結果ページにおいて評価を下げられてしまうため、モバイルフレンドリーの定義を理解し、コンテンツ内容に反映させましょう。
スマートフォン向けのサイト、というのも大分一般的になりました。
スマートフォン自体の普及もそうですが、Googleの検索エンジンからの評価や、
スマートフォンからのアクセスについて大きな関心を寄せている担当者様も多いかと思います。
具体的な部分に踏み込むと、htmlなどwebサイトのコーディング知識がある程度必要になるため、どういう対応の仕方があるのか?気をつけるべきポイントは何か?など、社内のweb担当者様が必ずしも詳しいとは限らないですよね。
html関連の知識も交えながらMFI(モバイルファーストインデックス)について分かりやすく紹介されているので、スマホ対応に悩んでいる担当者様にぜひオススメです。
時間をかけるということ
緩やかな成長を目指す(Chapter 8 P220より)
よく「SEOの効果はどのぐらいで出ますか?」と聞かれます。SEOの効果が出るタイミングはサイトごとに違います。新規ドメインか、既存URLか、大規模サイトか、個人サイトか、どんな変更を行ったか、など要因によって様々です。…以下略
SEOを行った結果として検索順位に効果が現れるのはどのくらいなのか?
短期的かつ目に見える成果が欲しい、という方や、それを周囲から求められる方も多いかと思います。
大抵のサービスやwebサイトにおいて
SEOの効果が目指すところは前述した検索エンジンとユーザーにフレンドリーなサイトを作るということで相違ないと思うのですが、
では具体的にどのような効果がどれぐらいで出るの?というとそれはサービスの内容やwebサイトによって多様だと思います。
たいていは、数日や数週間ぐらいの短期間の大きな成果よりも
過去から最新までを継続的に調査して施策の効果が出ているをチェックすることが肝要になります。
そのためには効果のチェックを行うツール「GoogleAnalytics」などを使いこなすことが必須となりますが、
こちらではアクセス解析の方法や考え方などについて分かりやすく説明されています。
積極的に学ぶ&社内アウトプットの表現の参考に
SEOという言葉自体は特段新しいものではありませんが、その知識は自分から積極的に学び、具体的にアウトプットしていかないと身につかないものだと思います。
こういった書籍を読んで実践してみたり、社内の数人でMTGを重ねてナレッジを重ねていくことが一番の早道かと自分は思います。
また、常日ごろから周囲へSEOの成果や施策についてどのように表現するべきか担当者様としては悩むこともあるかと思います。
この本はSEOなどの経験や知識が無い方にもわかりやすく書かれていますので、そういった点でも参考になるのではないでしょうか。
いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 (株式会社インプレス)
著者:安川洋、江沢真紀、村山佑介
※参考&引用させていただきました。ありがとうございます。
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