レバレッジ効果抜群なインフルエンサーを意識した販促活動を!
2016・05・26
SNSという存在がこの世に現れてから、早10年以上が経ちました。
筆者は物心ついたころからインターネットに触れ合ってきた世代ですが、このところSNSの有り様というか、SNSというものの世の中での位置づけに変化が起こっていることを感じています。
「Instagram」の利用増で高まるインフルエンサーの重要性
SNSの利用者層は、この十数年の間に二種類に分かれてきました。
「インフルエンサー型」と「フォロワー型」の二種類です。
情報を発信するタイプの「インフルエンサー型」が日々の出来事からコンテンツを投稿し、情報収集を目的とする「フォロワー型」がその投稿に反応し、更に消費行動に移るという流れが、どのSNSにおいても共通しています。
特にこの関係性を強くしたのは「Instagram」ではないでしょうか。
Instagramは、今注目を集めている画像・動画投稿型SNSです。ユーザー数は増加の一途を辿っており、最近ではFacebookやTwitter同様、企業広告枠の提供も行われています。影響力を持つユーザーが「インスタグラマー」と呼ばれ、彼らの投稿が商品購入の動機の一つとなっています。
TwitterやFacebookもInstagramに追随するように画像・動画投稿に適したスタイルへの改変が進んでおり、インフルエンサーの影響力は各SNSでも同様に高まっていくように見えます。
「LINE」で事足りる双方向コミュニケーション
LINEは現在最も普及しているSNSであり、取り分け20代における利用率は90%を越えています。
プライベートで無料に出来る手軽なコミュニケーションが特徴で、個人やグループで活用されています。
「LINE@」という企業アカウントは、商品告知や宣伝など一方的な情報の拡散と、ユーザーからの予約の申込みや問い合わせなど双方向のコミュニケーションをまとめて行うことが可能で今後のマーケティングに欠かせないツールとなりそうです。
下記の調査では、ソーシャルメディアの利用率、年代別の分布、利用時間などのデータが記載されています。
このように簡単で便利なコミュニケーション機能によって、メールや電話などの個別の連絡ツールだけでなく、今までSNS上で行われていた交流もLINEに場所を移しています。概ねの会話はLINEで事足りるようになり、その結果、個人がSNSに投稿する内容にも影響を及ぼしています。
インフルエンサーの目が留まる広告宣伝を!
Instagramを起点としたインフルエンサーの影響力増加と、LINEの普及によるプライベートな双方向コミュニケーションの集約によって、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSは「個人が情報発信・交流する場」から「インフルエンサーの投稿からフォロワーが情報収集・反応を行う場」へと掘り下げられてきています。
このような状況下において、企業のマーケティングに必要なことは「インフルエンサーを意識した販促宣伝活動」だと言えます。
インフルエンサーとフォロワーでは、消費行動へのフローが異なるため、アプローチの場所も変わります。必要となるのは、こまかなニーズに対応した戦略です。インフルエンサーは情報感度が高く、常に魅力的なものをサーチしている一方で、検索能力が長けていて多くの情報に触れるため、取捨選択の基準も高くなっています。販促物やパッケージに関するデザインクオリティへの重要性は以前よりも増しただけでなく、より細かな趣味趣向を捉える工夫が要求されています。
ネット社会は日々進化し、情報の起点も併せて日々変化しています。
人々がどこで情報にふれるのか、プラットフォームを見つけながら、効果的な販促活動を行っていかなければいけないなと、改めて思います。
投稿者プロフィール
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販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
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