なるほど、コピーライティング。
2018・02・14
広告を作るにも、ブログを書くにも、何をするにもついてまわる「コピーライティング」。
「カッコいい言葉を書こう」とか、「目立つ言葉を使おう」とか、そんなことばかり気にしがちですが・・・?
今回はコピーライティングについて、お話ししたいと思います。
絵ありきのキャッチコピーである。
例えば、ポスターを作るとします。
一枚の紙に、女の子の絵が画面いっぱいに描かれていて、
そこにコピーを付けるとします。
あなたはそこに「女の子です。」なんて、書きますか?
それは、絵を見れば分かることですよね。
「16歳です。」と書いたらどうでしょう。
この子は高校生なんだな、ということが伝わるようになります。
人間が広告から得る情報の大半は、絵や画像・動画によるものだと言われています。
つまり、絵の情報ありきのコピーを考えることが、
良いコピーを考える上で重要なことなのです。
広告はコンテンツではない。
まず理解しておくべきなのは、
広告自体に需要は無い
ということです。
人々が求めているのは、
絵や映画や文章などの「コンテンツ」であり、
広告ではありません。
そのため、広告における絵やコピーには、
自発的に読まれないことを前提として、
いかに目を引き、内容を理解させるかに注力する必要があります。
かっこいいことを言おうとしすぎて、
分かり難い、伝わりにくいコピーになっていませんか?
言いたいことを詰め込みすぎて、
何が言いたいのか分からなくなっていませんか?
重要なことは、
「消費者の広告に対する興味は、ゼロだと思った方が良い。」
ということです。
つまり、興味が無くても頭に入る内容にするのか、
コンテンツ化できるような工夫をしかけるのか、
そこが腕の見せ所になるというわけです。
ターゲットを不必要に狭めない。
例えば、コンビニでパンを売るとします。
下記のようなコピーはどうでしょう。
「女性にぴったり!もちもちのパン。」
果たしてこれでいいのでしょうか?
このパンを買うターゲットが女性だけでも構わないならば、
このコピーで間違いではないかもしれません。
しかし、もし男性がこのパンを「美味しそうだ」と思ったとして、
このコピーを見たらどう思うでしょうか?
買わないですよね。
だとしたら、
「もちもちのパン。」
だけの方がよっぽど購入を促せそうです。
このように、不用意にターゲットを絞るようなコピーは、
広告効果を減少させてしまいます。
気を付けたいですね。
ターゲットの「常識」を意識する。
目を引くために奇抜な広告を考えがちですが、
奇をてらいすぎると内容が伝わらず、
広告効果のない無駄な広告になってしまいます。
そのため、
常識に則った表現を意識して、
考えなくても頭に入るコピーにする必要があります。
例えば、ランドセルを売るコピーを考えるとします。
ランドセルと聞いて、筆者は20代後半女子ですが、
・赤い
・黒い
・入学式
・小学生
・四角い
などのイメージが浮かびます。
この中で例えば、
「うちの商品はカラーバリエーションが豊富だから、そこを謳おう!」
ということで、下記のようなコピーを考えたとします。
「カラフルなランドセル。」
果たしてこれが響くでしょうか?
ここで考えるべきなのが、
「ターゲットは誰なのか。」ということです。
ターゲットが親世代だとして、何歳くらいなのでしょう?
赤と黒のランドセルが定番だった世代だったら、
「今はそんなに色があるんだ~」なんて、思うかもしれません。
しかし、2001年に小学校に入学した世代から、
ランドセルが黒か赤というのは、定番とは言えなくなっています。
2001年に小学1年生だとすると、
2018年現在で17歳ですね。
そんな彼らが親になったころ、
「カラフルなランドセル。」
と言うコピーは果たして響くでしょうか?
「当たり前の事じゃない?」
と、あしらわれてしまいそうですよね?
このように、
ターゲット層をきちんと理解し、
ターゲットの中の「常識」に則ったコピーを作らないと、
全く意味のないコピーになってしまいます。
参考にして頂けましたか?
当たり前のようなことですが、
ハッするような思いになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上記のようなことを意識して、
広告効果抜群なコピーを考えてみましょう。
投稿者プロフィール
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販売促進部です。
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