ボジョレー・ヌーヴォーって、何なの?
2017・11・01
毎年話題になる「ボジョレー・ヌ―ヴォ」。
なぜこんなにもてはやされるのか、そんな疑問についてリサーチしました。
ボジョレー・ヌーヴォとは
ボジョレー・ヌーヴォーと言う名前から解説すると、
ボジョレー:フランスのブルゴーニュ地方の中で更に南端に位置する、ボージョレー地区(Beaujolais)のこと。
ヌーヴォ:「Nouveau=新しい」という意味のフランス語。
というわけで、ボジョレー地区の新酒のワインのこと。
もともとその年のワインの出来をチェックする試飲会のために作られた試飲用のワインで、通常のボージョレ-ワインとは作り方が異なる。
ボージョレー地区のワインの特徴
赤ワイン:「ガメイ種」という種類のブドウを使うので、色が明るく、ラズベリーのような軽快な味。ジャムのような甘さもある。
白ワイン:「シャルドネ」という種類のブドウを使う。しかし、白ワインは全体の生産量の1%ほどしか作られない。
ボージョレーワインの中でも更に厳しい条件をクリアしたもので、「ボージョレ・ヴィラージュ」と呼ばれるワインもある。
このワインのボジョレー・ヌーヴォは「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ」という名前になる。
ムーブメントになるまでの経緯
始まりとしては、この地域でブドウの収穫を祝う祭をする際にふるまわれていたという説と、この地域でブドウが不作だった時に試しに簡易のワインを作ってみたら美味しかったため製品化した、という説がある。
いずれにせよ、フルーティーな味わいが評判を生み、各社で販売競争がエスカレートし、品質規格や解禁日などが整備されながら輸出が拡大していった。
日本には1976年から輸入が開始され、ちょうどバブルの時期にブームとなった。
その年の正しい品質評価を知る方法
毎年、その年に獲れたブドウを使うボジョレー・ヌーヴォーにおいては、その品質の評価が注目される。
輸入業者や小売店などそれぞれで評価をキャッチコピーにして宣伝しているが、
地元の「ボジョレワイン委員会(Inter Beaujolais)」の評価を参考にするのが良いとされている。
ということで、過去のキャッチコピーがwikipediaにまとめられていたので転載する。
ボージョレワイン委員会の品質予想
2002年「色付きが良く、しっかりとしたボディ」
2003年「並外れて素晴らしい年」
2004年「生産者の実力が表れる年」
2005年「59年や64年、76年のように偉大な年の一つ」
2006年「とてもうまくいった年」
2007年「果実味が豊かでエレガント」
2008年「フルーツ、フルーツ、フルーツ」
2009年「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」
2010年「果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた」
2011年「3年連続で、偉大な品質となった」
2012年「心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた」
2013年「繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ」
2014年「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」
2015年「記憶に残る素晴らしい出来栄え」
2016年「エレガントで、魅惑的なワイン」
今年のボジョレー・ヌーヴォ(毎年更新)
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、毎年11月の第3木曜日。
2017年は11/16ですね!
品質については、ワイン通販のエノテカさんによると、
「2017年の出来は、収穫量こそ少ないものの今世紀最高と称された2015年を思い起こさせる。しかも、一層溌剌としていて、優美さという点でもレベルが高い。」
<11/16(木)解禁!>2017年ボジョレー・ヌーヴォー | ワイン通販のENOTECA(エノテカ)
とのこと。
これは期待できそう・・・!
そしてなんと、ボジョレワイン委員会による関係者限定イベントを、今年は一般公開するとのこと!
BEAUJOLAIS MATSURI
ボジョレ・ヌーヴォー解禁を祝して、ボジョレ・ヌーヴォー、ボジョレ・ヴィラージュを
オトクにお楽しみいただける期間限定スペシャル・イベントを開催いたします。
お友達と、ご家族と、みんなでワイワイ楽しみましょう!
そしてなんとイベント開催中、BEAUJOLAIS MATSURI スペシャル・ライヴ開催決定!
今年サマソニに初出演を果たしたchelmico、そして独特のライブ的プレイスタイルで人気を博すHAPPFATによるパフォーマンスも!
ご来場お待ちしております!
BEAUJOLAIS MATSURI<公式サイト>期間限定スペシャル・イベント!
これは楽しみですね。
以上、ボジョレー・ヌーヴォーについてまとめました。
知識が深まったことで、味の深みも増すのではないでしょうか!
ワインと共にイベントを開く際は、是非弊社まで装飾の件ご相談くださいね!
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販売促進部です。
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