意外と知られていない?!印象に残りやすい名刺について
2016・11・15
名刺交換は社会人になってから
初めに学ぶマナーの1つですよね。
しかし、名刺は単なる社交辞令や、情報交換ツールではありません。
名刺は名前を覚えてもらうための販促物です!
皆さんがご存知の通り名刺は十人十色で、
シンプルなものから派手なものまで様々です。
もちろん、名刺に書かれている肩書きやデザインなど、
インパクトがあれば相手に自分のことを覚えてもらえます。
そこで!
今回は「意外と知られていない?!印象に残りやすい名刺について」
ご紹介します。
■名刺の歴史
ビジネスにおいて挨拶を行う際、
まず初めに名刺を渡すというこの文化は、
いつから始まったのでしょうか?
色々な説があるとされていますが、
古代の名刺の原型は中国の248年に没したとされる
三国時代の武将・朱然の墓から発見されたそうです。
当時は紙ではなく、竹を割って作られ、
そこに自分の名前を書いて使っていました。
この竹のことを『刺』と呼んでおり、
名前の書かれた『刺』ということで、『名刺』と呼ばれるようになった…
というのが、名刺のはじまりのようです。
実は、日本で名刺が初めて使われたのは
19世紀初期の江戸時代で、中国と比較すると
1000年以上遅れていたということになります。
日本では中国とは違い、
墨で名前を書いた和紙を、訪問先が不在だった際に置いてくる
という使い方をしていました。
その後幕末~明治時代へと時が流れ、
印刷技術が活発になりました。
そのころから、
家紋と名前が入った名刺が
社交の場において使われるようになったのです。
今では日本の方が中国よりも名刺を使用しているそうです。
参考
sansan株式会社 『名刺はいつから、どこで使われ始めたの?【名刺の起源】』
http://jp.corp-sansan.com/news/2014/140331_4180.html
■印象に残りやすい名刺とは?
名刺の歴史を学んだところで、
自分の名刺を振り返ってみましょう。
相手の印象に残るために、
名刺に工夫をしていますか?
印象に残りやすい名刺のポイントをまとめてみました。
・文字が大きい
文字が小さいと読みにくい、読む気がしなくなる、
せっかくの名前などの情報が頭に入ってこない。
「情報をたくさん盛り込みたい」と意識し過ぎるあまりに、
文字が小さくなるより、
大きな文字で書かれたキャッチコピーなど
誰が見てもわかりやすい名刺が良いでしょう。
・顔写真が掲載されている
似顔絵や、顔写真を掲載している名刺を時々見かけます。
普段付き合いのある方ならまだしも、
数か月前に挨拶した方だと記憶も曖昧ですよね。
人間の記憶や情報は視覚によるものが
大きな割合を占めていると言われています。
顔写真付きの名刺であれば、
後で見返した際に、
初めの打ち合わせでどんな話をしたか、など
思い出しやすくなるかも知れません。
・趣味、出身などのプロフィールが書かれている
よりパーソナルな情報を知ってもらうことで、
相手に親しみやすさが生まれやすくなります。
以前私が交換した名刺には、
生まれてから幼少期、
そして学生時代などのエピソードが記載されていました。
営業の際のちょっとしたアイスブレイクのネタにもなりそうです。
・裏面まで活用している
名刺の裏面も意外と相手には見られています。
表にこだわりすぎて裏面はシンプル…といったことはありませんか?
また名刺の裏面に、
「買い物の際に、こちらの名刺をご提示いただくと○%引き!」といった
販促らしいことにも活用できます。
■紙だけじゃない?変わった名刺
名刺=四角い紙、はもう古い!名刺は様々な素材で形も四角だけではありません。
これまでにないようなインパクトの強い名刺をご紹介します。
組み立てる名刺
『Tok&Stok』というブラジルの家具メーカーが作った名刺です。
名刺だけでなく、組み立てられるミニチュアの家具なども作っています。
植物の種いり名刺
植物の種が入った名刺です。
環境問題を意識した、ギミックというかおまけ?ですね。
風船の名刺
出典:SEOJapan
他にも、
組み立てられる名刺や、スケルトンタイプの名刺
そして中には、
ビスケットやチョコなどの食べられる名刺もあるようです。
斬新ですね(笑)
ただ変わっているというだけでなく、
自社サービスに沿って制作された名刺であれば、
会社名だけでなく
事業内容まで覚えてもらえる仕掛けとなるでしょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は紙以外の名刺を、まだもらったことがないのですが、
もしビスケットやチョコで出来た名刺を頂いたりしたら
絶対にその人(会社)のことを忘れないと思います(笑)
投稿者プロフィール
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販売促進部です。
販促やマーケティング・ブランディングなどの様々な情報について、まとめ&発信を行っています。
「販促部門の頼れるパートナー」を目指して、お役立ち情報や販促ネタ、自社の最新TOPICSなどをつぶやいたりしています。
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