より効果的な広告を作るためには?色が与える心理的影響
2016・08・03
私たちは毎日様々な色彩をみていますが、色彩が私たちにどのような影響を与えているかご存じですか?
先日、居酒屋の店内に貼られていたビールのPOPをみて、普段はあまり飲まないビールを飲みたくてしょうがない衝動に駆られてしまいました。
シズル感も確かにすごかったのですが、今思うと色彩の効果に無意識に影響されていたのかもしれません。
職業柄、店内の販促物を観察してしまいがちですが、改めて色彩の効果の奥深さを感じました。
そこで今回は色が、私たちにどのような影響を与えているのかまとめてみたいと思います!
色による心理的影響
色は人の行動や意思決定に大きな心理的影響を与えます。
広告においてはポジティブやネガティブな印象を無意識に与えるとともに購買意欲にも大きな影響をもたらします。
赤は食欲増加の色と言われているのは有名ですよね?
例えばマクドナルドやKFC、ピザハットなどのファーストフード店は赤やオレンジの明るい装飾やロゴを使用しています。
逆に青は食欲減退の色と言われていますね。
食器を青色にして食欲を抑える「青い食器ダイエット」が一時期はやりましたが、色彩心理学をうまく利用していると思います。
上のような画像は極端ですが、パッと見て、右側の青みがかかった方を「美味しそう」と感じる人は少ないのではないでしょうか?
背景にするにしても、赤いほうが食品には合っているような気がします。
人が物を購入するときの判断基準はビジュアルが93%、色が84%と言われております。
私たちに与える色の心理効果はとても大きいようです。
色の一般的な心理的効果
ポジティブ | ネガティブ | |
赤 ■ | 強さ、興奮、勇気、決意 | 侵略、歪み |
青 ■ | 信頼性、効率性、義務、セキュリティ | 冷たさ、不親切 |
緑 ■ | バランス、リフレッシュ、 安心、平和 |
退屈、停滞、個性のなさ |
黄色 ■ | 楽天的、自信 親しみやすさ |
非合理、恐怖、不安 |
紫 ■ | 退屈、停滞、個性のなさ | 抑制、劣等 |
まとめ
新しく広告を作る際、ターゲット層の選択とともに、色の構成がとても重要となってきます。
色の与える心理的効果をしっかり認識しておかないと、誤った印象や誤解を与えてしまうかもしれません。
サービスや製品に合わせたより効果的な広告を作るために、色の心理的効果を正しく把握しておきましょう!
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