動画×販促シリーズ①「最適な動画制作会社の選び方とアウトソース術」
2016・07・15
皆さんは、販促活動において、動画をうまく活用できていますでしょうか?
いざ、動画プロモーションだ!と簡単には言うものの、専門知識が必要な動画制作、色々とハードルに感じる方も少なくないと聞きます。
ここでは、「動画×販促シリーズ」と題して、動画制作にまつわる、あれこれをシリーズでご紹介します。
第1弾は「最適な動画制作会社の選び方とアウトソース術」です。
動画制作をアウトソースする
社内にインハウスの動画制作スタッフがいない、となった場合、残る手段は「自分でつくる」もしくは「外部委託」しかありません。
近年、カメラの小型化や編集ソフトの簡易化などが進み、自分でそれなりのものが作れてしまう方もゼロではないかと思いますが、それはまた次回の話で。
今回は、動画制作を外部委託する際に是非知っておきたいことを一部ご紹介します。
制作会社の候補出し、特徴を捉える
制作会社と一括りに言っても、それぞれの会社で必ず「得意・不得意」があります。
まずは各制作会社が持つ特徴をしっかり把握することが大事です。
例えば、値段が安い・撮影にこだわる・デザインワークが強み・3DCGクリエーターが在籍している・モデルやタレントの演出に長けている、動画以外のクリエイティブワーク(デザイン、Web等)にも対応できる、などなど特徴は様々です。
まずは、「御社の特徴、強みと弱みは何ですか?」とストレートに尋ねてみると良いでしょう。
誠意ある制作会社であれば、分かりやすく丁寧に説明してくれます。
しかし、各社の特徴を把握できたとしても、動画制作の目的が明確になっていない状態だと、どの会社が本件に「最適」なのかを判断することはできません。
ここで言う明確化したい事とは、動画を通じて
「何を伝えたいのか?誰に伝えたいのか?何故伝えたいのか?」
ということです。
この辺りをしっかり社内でブレストした上で商談に挑んでください。
実力ある制作会社であれば、その目的を達成するためのベストプランを企画提案してくれるでしょう。
見積もり合わせ、最安値は危険!?
動画制作の場合、一番注意しないといけない点、それは見積もり合わせです。
動画はオーダーメイド色が非常に強い商品で、基本的に定価という概念がありません。
(一部、パッケージ商品もあります。)
例えば、車の購入であれば、まったく同じ車種をどの店で買おうが手に入る車はまったく同じで違うのは値段だけですが、動画の場合、各社ごと内容も値段もまったく異なります。
ストーリー構成等の違いはもちろん、プロジェクトに携わるスタッフ数・撮影日数・撮影機材スペック・ナレーターやモデルのグレード・音楽・などなど、金額は大きく変わってきます。
そのため、単純に一番安い制作会社を選ぶのは危険だと言えます。
例えば、3社に見積もりを依頼して、全て100万円の見積もりが出たとしても、その100万円の価値は3社ともまったく違うのです。
見積もり合わせの際は、可能であれば、決められた予算を制作会社に伝えその予算でどのような提案があがってくるかで比較するのが良いかもしれません。
とにかく色々と質問しよう!
さらに、提案内容の価値を判断する上で色々と質問をぶつけてみることが重要です。
Q. 最も力を入れている工程は?
Q. プロジェクトに携わるスタッフ数とその役割は?
Q. 撮影日数は?
Q. 撮影のカメラ台数、機材のスペックなどは?
Q. ナレーターのプロフィール(経歴)は?
Q. BGM(音楽)は作曲?
Q. MA作業(音楽スタジオでナレーション収録、音入れ、整音などをおこなう作業)はある?
Q. 修正回数に制限はある?
Q. どのような場合に追加費用が発生する?
Q. 動画の二次利用の制限は?
etc
これらのような質問をぶつけてみると、おおよその依頼するに値するかどうか分かるでしょう。
動画・映像制作は非常に専門性の高い分野ではありますが、尻込みせずに思い切って突っ込みをいれてみることが良い制作をするためには大事です。
いざ制作開始、動画制作を楽しもう!
動画制作は、業者に丸投げ、では全然楽しくありません。
プロジェクト期間も長い動画制作、パートナーと一緒になってアイデアを出し、意見し、制作に積極的に参加することで「自分で作り上げた」という気持ちが芽生え、完成した動画への愛着もより一層深くなります。愛着あるものはどんどんお披露目したい、プロモーション効果も自然とアップします。
他のクリエイティブワークとは一味違った醍醐味が味わえる動画制作、是非、楽しんでみてくださいね!
その②はこちら!
投稿者プロフィール
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デザイン事務所での経験を経て2014年株式会社SPinnoにジョイン。
主に食品メーカー、消費財メーカー、チェーンストアの販促におけるクリエイティブプランニングからコンセプトワークまでを手がける。
CXの観点から「売れる」「伝える」デザインを企画し、印刷からWEB広告・動画広告などデジタルクリエイティブまでトータルソリューションを提供。
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